プロレスラー赤井沙希、プロテイン・ゆで卵・ささみ…写真集撮影現場のケータリングの心遣いに感謝
女子プロレスラー・赤井沙希の引退メモリアル写真集「GRACIA」(講談社)が、8月10日(木)に発売された。東京・秋葉原にある書泉ブックタワーでは、発売記念イベントが開催され、その直前、赤井が報道陣のインタビューに応じた。
写真集のコンセプトについて赤井は「『GRACIA』というのがスペイン語で『優美』という意味になっております。今の自分に欠かせないのが、この10年間、プロレスラーとして走り抜けたことがすごく大きいので、“有終の美”という意味も入っております。あとは、赤井沙希の沙希『S』を最後に足すと、『GRACIAS=ありがとう』という意味にもなっておりますので、皆さまに感謝の気持ちを込めてこの1冊を作りました。そして、『GRACIAS』っていうのが、“三美神”3つの美しい神様という意味もかかっておりますので、調べていくと結構楽しいので、皆さんどんどん深追いしていってください」と、タイトル・作品に込めた思いを丁寧に説明した。
道場でも撮影
また撮影のエピソードを尋ねてみると「千葉のリゾート地で撮影したんですけど、自分のいろいろな面を見てほしかったので、プールがあったり、自然がたくさんあったり、リラックスできるベッドルームがあったり、インテリア一つにしてもオシャレな空間にしたかったので、そちらにしていただきました。そしてあともう一つ、自分が普段練習しているDDTプロレスの道場でも撮影しました。
ケータリングが、 たぶんアイドルちゃんだったら、ひとくちチョコレートとかマカロンとかだったと思うんですけど、私の場合は、プロテインドリンクだとか、ゆで卵とかささみバーとか、そういうものがたくさんあって、ちゃんと私として向き合ってくださっているそのお心遣いがすごくうれしくて、アップも力が入りました」と、赤井らしい撮影エピソードを披露した。
引退後について
そんな赤井だが、すでにプロレスラー引退を表明している。引退後の活動についての質問も寄せられた。赤井は「プロレスの引退自体も『次にこれがやりたいから』っていう理由があって引退を決めたわけではなく、プロレスが大事で、DDTやファンの方たちのことを大切に思うからこそ引退という決断をしたので、まだ辞めた後のことは考えてなくて。本当に自分自身空っぽになっちゃうんじゃないかなっていう心配や不安はあるんですけど、自分の心が動いたりワクワクしたものを選択してやれたらいいなって、そういうなんかワクワクと出会えたらいいなって思っています。今はいかに残りのプロレス人生を全力で全うできるか考えています」と、現在の心境を打ち明けた。
父・赤井英和は…
「写真集発売」「プロレス引退」で気になるのが、父親である赤井英和の反応だが、「(写真集発売を)父にはまだ話してなくて(笑)。なので、皆さま(取材陣)がいっぱい報道していただいて、父から言われたら『しょうがないな』ってこう渡せるかなと思うんで、いっぱい報道をよろしくお願いいたします(笑)」と、意外な形でアピールを依頼した。
「気まずいこととか、恥ずかしいことはやっていないので…うーん…でもおしりとか出てるんで、どう見ても(笑)。それはちょっと見せたことないので、そこの恥ずかしさはあるんですけど、私のいないところで見てほしいなと思います。でも娘がこうやって10年間一生懸命やってきたことを、こうやって一つのものにして、全部素材からこだわってできたってものは、手に取って見てほしいなとは思っています」と、作品自体の完成度には胸を張った。
そして会見終了直前には、赤井沙希によるトレーニングパフォーマンスも行われた。「このイベントをやるに当たって、10冊買ってくださった方に特典が何かできないかなと思いまして。やっぱり自分は今現役のプロレスラーなので、打撃体験がやっぱり現役の選手から受けることってなかなかないと思うので、 普段の対戦相手がどういう衝撃なのかって体で感じてほしくて、この特典を選びました。それでは皆さん…よろしくお願いします(笑)」と宣言し、強烈なキックを披露した。
「普段なかなかこういうイベントもないと思いますが、ミットなしの状態での蹴りを見たい方は、ぜひプロレス会場に足を運んでください。本日はありがとうございました。赤井沙希でした!」と深々お辞儀をして、取材会を締めくくった。
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