プロレスラー秋山準、デビューから丸30年…伝説の四天王プロレスを振り返る
3日連続で脳震盪
――秋山さんがデビューしたてであの当時の全日本のトップクラスに入って試合しているのを観て、すごい新人が出てきたと思いましたよ。
秋山準 あれは周りがすごくうまいから、僕もできているように見えちゃったのがほとんどなんですよ。だけどデビュー2年目以降、キャリアがそんなに変わらない選手とやる機会が増えると、本当の実力が見えてくるんですよ。そうしたら「2年目のジンクス」とか「スランプ」とか言われましたけど、過大評価されていただけで、あれが本来の実力だったんです。
――だからこそ、2年目の選手にしてはかなりハイレベルなことをやっていても「伸び悩み」とか言われてしまって。
秋山準 別に伸び悩んでたわけじゃないんだけど、周囲の評価と自分の本当の実力の乖離に2年目くらいは悩まされましたね。
――本来、新人選手がトップクラスに放り込まれて試合ができてるだけですごいはずなんですけどね。
秋山準 まだ体もできてないですし、受け身の技術というか、受けるということに関してもまだそんなにできるわけじゃないのに、急に一番すごいところに放り込まれるわけですから。僕はデビュー半年で「チャンピオン・カーニバル」にも出てますからね。
――「チャンピオン・カーニバル」って、トップ選手だけが集まるシングルの総当たりリーグ戦じゃないですか。ヤバすぎる(笑)。
秋山準 だから、ちょっと体勢が崩れて蹴りがアゴに入ったりして、しょっちゅう脳震盪起こしてましたから。今考えたら、よくやってたなと思いますよ。
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