番長キャラじゃない西武時代のものすんごい清原和博を大いに語ろう!!
最近でこそYouTubeに出演して選手時代の過去を語る清原和博ではあるが、今をもっても巨人時代に定着してしまった“番長キャラ”をどこか引きずってしまっている感は拭えない。いやいや、清原はとてつもなく野球が大好きで、ほんとうにホンモノの大打者、一流のプレイヤーだったのだ。それは彼が運命のドラフトを経て入団した西武時代にこそ見ることができる。そんな西武時代の清原を徹底的に掘り下げBUBKAで連載してきた「なんてったってキヨハラ」がこのほど『キヨハラに会いたくて 限りなく透明に近いライオンズブルー』というタイトルで書籍化された。その発売を記念しておなじみのメンバーに加え今回はPL時代のKKに詳しいコンバットREC氏をまじえてお届けする。
甲子園のアイドル 清原和博
――『キヨハラに会いたくて 限りなく透明に近いライオンズブルー』発売記念ということで、今日は清原和博の魅力についてお話をして頂きたいと思います。本書は西武ライオンズ時代の清原和博を一冊にまとめた本なのですが、RECさんはPL学園の帽子を被って、座談会に出席していますね(笑)。
コンバットREC KK(桑田真澄・清原和博)が出てくる前の甲子園のアイドルって、早実(早稲田実業)の荒木大輔だったんですよ。その荒木大輔が池田高校の衝撃的な強さに完膚なきまでにやられて、さらにその池田をPLの1年生コンビが倒したっていうんで、中3の時に千葉から甲子園に観に行ったんです。
中溝康隆 現地で観てたんですか!(笑)
コンバットREC 母方の実家が京都なんで、ばあちゃん家に泊まりに行くって口実でひとりで新幹線に乗って。2年春のセンバツ1回戦の砂川北戦と2回戦の京都西戦を観たんですけど、清原が外野席の僕がいた場所のすぐ近くにホームランをぶち込んで。もう一目惚れでしたね。風格が違うというか。桑田は当時、そんなにすごさがわからなかったんですけど、清原は別格の風格がありました。
――それはサイズ感も含めてですか?
コンバットREC そうですね。外野からでも「でけえな、こいつ」って。逆に桑田は「こんなちっちゃくて大丈夫かな?」って感じだった。
伊賀大介 『ドカベン』の里中君みたいな感じですもんね。
中溝康隆 俺は4つ上の兄貴がいるんですけど、兄貴が読んでた『中学一年生』っていう雑誌にPL学園のKKコンビが特集されていて。当時は小1とかだったんで、そこで初めて知ったみたいな感じでした。グリコ・森永事件とかと同じ社会的な事件のひとつとして知りましたね。
伊賀大介 俺も兄貴がいたんで、『熱闘甲子園』を毎日観てましたけど、あの頃の夏は甲子園を中心にして日本が動いてるみたいな感じだったじゃないすか。だってムヒのCMが池田高校の校歌の替え歌とか、今じゃ考えられないでしょ(笑)。コンバットREC 当時は本屋さんに高校球児のアイドル雑誌が結構置いてありましたよね。もちろんKKの本も結構出ていて、日本中が高校の頃からKKに注目していた。
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