プロレスラー高阪剛、格闘技人生に幕…TKが語るリングス時代
――かつてのリングスの仲間も含めて、誰にも言わずに孤独な戦いを続けていたっていうことですもんね。
高阪剛 そうですね。本当に大変だったろうなと思いますけど。でも「もう一回リングに上がる」というようなこともおっしゃってましたよね。
――それを目標にしていると言ってましたね。
高阪剛 おそらくそれがモチベーションとなって克服できたんじゃないかなと思うところがありますよ。山本さんの性格上、ホントに一本気なので。
――昔から「リングスバカ一代」っていう感じの人でしたもんね。あとリングスの日本人選手の話で言うと、やはり途中から田村(潔司)さんがUインターから移籍してきたのは大きかったですか?
高阪剛 大きかったですね。何が大きいかって言ったら、当時自分のリングス内の立ち位置がまだトップではなかったので、「スパーリングいいですか?」って、率先して挑んでいけたんですよ。
――山本さんや長井さんはバリバリのライバル関係だけれど、高阪さんは立場が若手だったからこそできたと。スパーをやってみて、どうでしたか?
高阪剛 田村さんはリングスに来る前から、木口道場や日体大レスリング部に出稽古に行って、Uインターの道場とは違う技術を身につけにいっていた時期だったと思うんですよ。だから一個一個の動きや技に、ちゃんと理由がある感じがしましたね。リングスの選手たちは闇雲に強い印象があったんですけど、田村さんは腕十字ひとつにしても、なぜここで極まるのかポイントを丁寧に教えてくれたんです。そのあたりは、その後の自分にも生きましたね。
――インタビューの続きは発売中の「BUBKA7月号」で!
取材・文=堀江ガンツ
高阪剛=こうさか・つよし|1970年3月6日生まれ、滋賀県出身。リングス、UFC、PRIDEなどで、日本を代表するヘビー級ファイターとして活躍。04年11月の『PANCRASE 2004 BRAVETOUR』ではパンクラス初参戦にして初代スーパーヘビー級チャンピオンに輝く。今年4月の『RIZIN.35』で現役生活を引退。現在は、自身が主宰を務めるジム「ALLIANCE」で後進の育成に携わるほか、解説者としても活動している。
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