2022-03-05 20:15

天龍源一郎がレジェンドレスラーについて語る!ミスタープロレス交龍録 第40回「佐々木健介」

俺がリング上で健介と初めて会ったのは、彼が全日本を去って6年半後の93年6月、新日本プロレスの両国国技館だったと思うよ。俺のWARと新日本の対抗戦が始まった中で、健介はホーク・ウォリアーとヘルレイザーズを結成するパワー・ウォリアーに変身していて、他の新日本の選手とはスタンスが違っていた。きっと俺が若手の頃の健介が気になったように、マサ斎藤さんも健介のコツコツやる姿勢を認めて「こいつがちゃんとスター街道を行けるようにしなきゃいけない」って試行錯誤してパワーに変身させたんだと思うよ。あの頃、長州も斎藤さんも健介のことを可愛がって、レスラーとして恰好つくようにしなきゃいけないって四苦八苦してたのは、俺も見ていてわかったよ。武藤敬司、蝶野正洋、橋本真也の3人を闘魂三銃士として一括りにして売り出すのは楽だっただろけど、その下の佐々木健介を一本立ちさせていくのは会社として大変だったと思うよ。

馳との馳健コンビで売り出した時期もあったけど、馳は立ち回りがうまいんだよ。そうすると健介の不器用さが目立っちゃう。その次のパワー・ウォリアーは俺が見ていても苦肉の策だなってわかったもん。意外に健介は満足していたのかもしれないけど、俺は「こういうふうにしてまで、自分を売らなきゃいけないのかな」って思ったよ。まあ、ホークは性格がいいし、ウォリアーズの世界観に触れたのはよかったかもね。

対戦相手としては……パワーの健介は、パワー・ウォリアーでなければならないから、大きくない割には攻撃的なプロレスをやっていたよね。ゴツゴツした感じで、しなやかな感じはなくて、箇条書きしたような試合だった。力は強かったよ。それはマサ斎藤、長州力の影響だと思うよ。いきなり張り手をかましてきて、チョップをバシバシ打ってきて。俺もチョップを十何連発返したはずだよ。健介と小橋建太のチョップ合戦が有名かもしれないけど、俺と健介も……彼がパワーの時も、その後に健介に戻ってIWPGのベルトを賭けて戦っていた時もチョップ合戦をやったっていうイメージがあるんだよね。健介のチョップは小橋よりズシンと響いたね、肺に。俺をムカッとさせるチョップだったよ。

正直、やりにくい相手だよ。相手を自分のテリトリーに引っ張り込むっていう意識が凄く強い男だから、やりづらいんだけど、まあそこはお互いさまだから。自分に強さがないと相手の土俵に持っていかれちゃうだけのことで、自分に強さがあれば、自分の土俵に引っ張れるわけだからね。ただ、健介は攻めばかりのひとりよがりのスタイルだから、彼にIWPGを取られた時(2000年1月4日、東京ドーム)には“こんなクソ健介とやってたって、俺の良さがわかるのかよ”って、負けたけど、いけしゃあしゃあとしている俺がいたよ(苦笑)。

――記事の続きは発売中の「BUBKA4月号」で!

天龍源一郎|1950年生まれ、福井県出身。1963年に大相撲入り。1976年のプロレス転向後は「天龍同盟」での軍団抗争や団体対抗戦で日本・海外のトップレスラーと激闘を繰り広げ、マット界に革命を起こし続ける。2015年の引退後もテレビなど各メディアで活躍中。

BUBKA (ブブカ) 2022年 4月号
Amazonで購入

BUBKA4月号 コラムパックのご購入はこちら

BUBKA4月号 コラムパック
BUBKA4月号 コラムパック

Amazon Kindle

楽天Kobo

Apple Books(Mac または iOS デバイスのみ)

Google Play

紀伊國屋Kinoppy

BOOK☆WALKER

honto

セブンネットショッピング

DMM

ebookjapan

ブックパス

Reader Store

COCORO BOOKS

コミックシーモア

ブックライブ

dブック

ヨドバシ.com

その他、電子書籍サイトにて配信!

Twitterでシェア

関連記事

BUBKA RANKING23:30更新

  1. SKE48荒井優希、初対戦のアジャコングに“一斗缶攻撃”も食らい完敗
  2. SKE48荒井優希、トーナメント参戦も初戦敗退「すごく力の差を感じた」
  3. SKE48荒井優希選手「しっかり防衛して海外でも闘っていきたい」5度目の防衛戦に意欲
  4. SKE48荒井優希「プロレス界でももっと1番を狙っていけるように」渡辺未詩とのタッグで勝利を収める
  5. SKE48荒井優希&山下実優組がアジャコング&宮本もか組に勝利!!リング上ではSKE48のミニライブも
  6. SKE48荒井優希&赤井沙希“令和のAA砲”、第10代プリンセスタッグ王座陥落
  7. SKE48荒井優希、コロナ復帰後のタッグマッチを白星で飾る「体力が心配だった」
  8. SKE48荒井優希&赤井沙希、プリンセスタッグ第10代王者のベルトを手にして号泣
  9. グラビアアイドル雪平莉左『競馬場の達人』に登場、競馬きっかけで乗馬にも挑戦中
  10. SKE48荒井優希選手「CyberFight Festival 2022」参戦!6人タッグマッチに挑む
  1. 日向坂46松田好花、『THE TIME,』共演の安住アナと“親子みたい”なツーショットを公開「素敵な思い出」「みんなから愛されていた」
  2. AKB48初の快挙!“研究生”センター八木愛月「今はすごく気合も入ってます」
  3. “ここからだ世代”のAKB48佐藤綺星「大人の自覚、芽生えました!」
  4. 日向坂46楽屋立てこもり事件勃発!「撮れ高モンスター」松田好花の先輩潰しに佐々木久美「おい、松田」でクレーマー涙の土下座芸
  5. 『櫻坂46&週刊少年マガジン』グラビアコラボ最終週、山下瞳月のカバーカット解禁!的野美青×村井優・谷口愛季の新カットも
  6. AKB48倉野尾成美『まさかのConfession』MVの見どころを明かす「今のAKB48の縮図になっている」
  7. AKB48八木愛月ら18期研究生、8人全員そろって正規メンバーへ昇格
  8. AKB48花田藍衣「大切に歌っていきたい」、65thシングル『まさかのConfession』カップリング曲でセンターに
  9. 元乃木坂46鈴木絢音の学生服&貴重なツインテール姿に「あざとさ全開!」「まだまだJKいけますよ!」と反響続々
  10. 「やっぱりマツダ、100曲超えても大丈夫!」日向坂46 松田好花が合計8時間耐久「ひな誕祭」に向けてクレーム抜きで頑張る決意