青味噌のみそみそダイアリー 中日ドラゴンズに立ちはだかる「バントマン」の呪縛!
なんでバットを寝かせるんだ…!?
野球ファンの皆さん、バントはお好きですか。今回わたくし青味噌「バント」について物申したく、BUBKAWebさんにて筆を執らせていただきました。
さて、最近の球界を賑わせたニュースといえばこちら。中日ドラゴンズがコラボし、ドラマ「バントマン」の放映が決定したことが発表されたのです!
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— 土ドラ 毎週23:40放送【公式】 (@tokaitv_dodra) August 6, 2024
🆕新ドラマ情報🆕
10/12(土)23:40~放送スタート‼#バントマン
\#中日ドラゴンズ と #土ドラ が初タッグ💥
プロ野球選手の第2の人生を描く、
土ドラ初❗スポーツエンターテインメント誕生🔥
主人公 #鈴木伸之 が決定💕✨#立浪和義 監督からコメントも🎁
詳細は👇https://t.co/239CcqLDvt pic.twitter.com/LlCchKYjyK
データから見るバントの有用性
そしてこのドラマの放映にあたって、バントを多用することで有名な中日のバントマン立浪監督もコメント、インターネット上でも大いに話題に。しかし、そもそも今日の野球において、バントという策はデータを踏まえると必要ない場面の方が多いと考えられているのです。上位打線のバントなんてもってのほかという考えが現代野球では主流。
大谷翔平が所属するドジャースの昨年のバント数は1年で4回。DH制の有無などの違いはあれど、バントという作戦はさほど有効な作戦ではないというのが現代野球のセオリーなのです。
しかし、中日ドラゴンズの立浪監督は非常に多くバントのサインを出しているのです。試合数とほぼ同数の企図数があり、強打者に平気で送りバントをさせる場面なども多数存在しています。最近の試合を見ていて気になった場面をピックアップします。
3番・高橋周平に3試合連続で……
まず7月30日~8月1日に行われたヤクルト3連戦。なんとこの3試合、初回に全て無死一、二塁のチャンスを作ることに成功、そして3試合ともに3番バッターの高橋周平が送りバントをしていたのです。しかし、4番細川成也の後ろが絶不調の板山祐太郎、打率1割台のディカーソンだったため、2,3試合目は細川は敬遠されることになり、3試合連続で初回に無死一、二塁を作っても、そこで入った点は初戦の細川成也の内野ゴロの間の1点のみだったのです。
バントマンふたたび
そしてドラマ「バントマン」の放送が発表された8月7日当日。9回ワンアウトから村松開人が送りバント、代打で出てきたのは現在リーグでもワーストクラスの成績である中田翔。中田、凡退。試合終了。リアルバントマンの暴挙に、ファンはため息をつくか、せいぜいドラマの行く末をネタにするしかなかったのです。
中日はそもそもバントが上手くない
しかも中日ドラゴンズはただバントをさせるだけでなく、チーム単位でバントが決まらない。約2割ほど失敗しており、12球団で見てもワーストクラス。バントを使う場面、バントをさせる選手、バントの技能自体全てが課題。中日も細川成也に石川昂弥、福永裕基、カリステと打てる選手は去年までとは見違えるほど揃ってきているのに……。バント、そこまで必要なのでしょうか。
ドラマ「バントマン」には大いに期待
もちろんバントも投手の打席や、限られた場面であれば野手の打席でも必要になる策かも、とは思ってます。しかしファンが見たいのは彼らをはじめとした長打力のあるバッターによるホームラン、得点なのです。日本の古典的2番の仕事、名脇役の仕事と言われてきた「送りバント」。ドラマのテーマとしては非常に興味深いものですが、現在の野球界での使い方は中日に限らず球界単位でぜひ見直していきたいものであります。
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