「オースティン」は「蒼彗天」!?横浜DeNAベイスターズの限定ユニフォームが斬新!オリックスもBクラス低“迷”期時代のユニフォームが凄かった!!
9日(火)、横浜スタジアムで行われた「横浜DeNAベイスターズ×中日ドラゴンズ」戦は、延長11回に横浜のタイラー・オースティン選手がサヨナラホームランを放ち、劇的な幕切れとなった。試合後、ホームランを打ったオースティン選手の名前に加え「蒼彗天」という見慣れぬ単語がSNS上に散見された。この試合、終盤の劇的な展開に加え、試合開始から選手たちのユニフォームにも注目が集まっていた。
7月9日~7月11日の「DeNA×中日」の3連戦で、横浜の選手はスペシャルユニフォームを着用することがアナウンスされていた。「YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2024 Suppoted by 横浜銀行」の一環として作られたユニフォームは、横浜市の花である「薔薇」とチームカラーの「青」をテーマにした“和テイスト”となっており、青薔薇の花言葉である「奇跡」「夢がかなう」という意味が込められている。
選手の胸や帽子に書かれている「横浜」には、旧字体を用いた「横濱」の二文字が記されており、文字の間には青薔薇のイラストがプリントされている。また、ユニフォーム全体には江戸時代の絵師・葛飾北斎が描いた横浜港付近がモデルと言われる作品『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』を題材とした波模様があしらわれている。
選手名の表記も“和テイスト”となっており、本来のアルファベットから漢字に。外国人選手の名前も漢字で書かれており、前述の「蒼彗天」は「オースティン」を漢字で当て字したもの。音の響きや応援歌の「蒼く光る彗星」から「蒼彗天」という名前が与えられた。他にも、7回に登板したローワン・ウィック選手が「狼湾」、育成選手として2019年の来日後、5年間の下積みを経て、支配下登録を勝ち取ったジョフレック・ディアス選手には、「泥臭く生きてきた、そして愛されるように」という理由から「泥愛州」の文字が与えられたことが、球団公式Xで明らかになっている。
斬新なデザインが注目された「横濱」ユニフォーム。しかし、歴史を振り返ると、パ・リーグ球団は特に、これまで多くの斬新なユニフォームを生み出してきており、その中でも“迷作“とでも呼ぶべきものも多数存在している。
記憶に新しい2023年には、日本ハムの新庄剛志監督がプロデュースした襟付きユニフォームが話題になった。闘争心をイメージした赤色と締め色の黒色のカラーリングで、胸元全体には大きく金のVがあしらわれた、ド派手なユニフォームが作られた。
また、筆者が応援している球団で、奇抜なユニフォームの先駆者といっても過言ではない、オリックスバファローズも忘れてはいけない。2015年の「地球柄ユニフォーム」や、女性ファン向けとして考えられた「チェック柄ユニフォーム」、大阪のおばちゃんをイメージして作られた「ヒョウ柄ユニフォーム」などが有名だ。球団公式動画で、オリックスの選手がユニフォームの人気アンケート中に「斬新」と連呼するほどで、ファンからは「チェック柄はパジャマみたい……」や「地球柄の次は宇宙柄だったよな」と、Bクラス低“迷”期時代のユニフォームがイジらている。
限定ユニフォームでの初戦を勝ち取った横浜DeNAベイスターズ。残り2試合も連勝し、良い思い出の詰まったユニフォームとして、ファンの記憶に残ってほしい。
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