高田里穂、11年ぶりに写真集を発売「今現在の一番美しい姿を残したい」
11年ぶりの写真集「完成された未完成」(集英社)を10月31日に出版した高田里穂が、オンライン取材会に出席。作品の見どころなどを語った。
今回11年ぶりに写真集を発売することになった経緯について高田は「1年前に『週プレ』さんで11年ぶりにグラビアに復帰させていただいて、その時に想像以上にたくさんの反響を頂いて、その流れで何度も『週プレ』さんにお世話になったりとか、表紙もやらせていただいたりとか、写真集もどうかというお話も頂き、出すことになりました」と説明。
故郷でもある福岡・久留米をはじめ、沖縄本島ならびに渡嘉敷島で、トータル7日間にわたって撮影が行われた。「テーマは分かりやすくいうと“ありのまま”。これまでグラビアでは美しく撮っていただく機会が多くて、でもそれだけじゃなくて、もっと素の表情だったりとか、くだけた自分を撮っていただきたいと思いまして、自分からスッピンであったり、ちょっと大胆なショットも撮影できたらなとお話をさせていただきました。陰から陽まで、嫌な顔もうれしい顔もさまざまな表情を捉えていただいているそんな写真集になっていいます」と、作品に込めた思いを明かした。
また、お気に入りカットについて「2枚あるんですけど、一つが渡嘉敷島で撮った、本当にきれいな海…“ケラマブルー”と呼ばれるくらい日本でも一番美しいといわれてる海で、慶良間島のことは正直知らなかったんですけど、カメラマンの熊谷貫さんに、こういうすてきな場所があるよと言っていただいて撮った写真です。そのお話を聞いた時に、ポツンと海に浮かんでいる写真が撮れたらなと思っていて、こんなに引いているなんて撮影の時は知らなかったんですけど、出来上がった写真を見て、本当にすてきだなと思って、写真集の中でもこの写真が際立っているんじゃないかなと思います。
もう1枚が、こっちもブルーになるんですけど、これは私の地元の久留米で走っている西鉄電車…水色と赤の電車がすごく久留米を象徴する色なんじゃないかと私が思って、ぜひこの前で撮影をしたいですとお伝えしました。これも私服なんですけど、私の大好きな…今日も水色を着ているんですけど、大好きなブルーがたくさんあるページでお気に入りの1枚となっています。表情が幼いと言いますか、地元というのもあるかもしれないんですけど、ちょっとおびえているような幼い表情をしていてお気に入りの1枚となっています」と、いずれも爽やかなカラーで写し出されたカットを提示した。
今回、大切な1冊が出来上がったわけだが、グラビア活動は一旦ここまでだという。「ラストグラビアの1冊になっています。なので今出せる全てをここに注ぎ込んで、今現在の一番美しい姿を残したいと思って作りました。これからは女優がメインになると思うんですけど、またタイミングとかでもしかしたらグラビアをやるかもしれないし、また『週プレ』さんにお邪魔させていただくかもしれないんですが、陰ながら読者として読ませていただきたいと思います」と、ある意味“集大成”ともいえる作品をアピールしていた。
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