えなこ、“史上初”の登場「現状維持だと周りが成長してくればいずれ追い抜かれちゃう」
強くいられる理由
――アイドルというワードもこのインタビュー中に何度か登場していますが、今年のエイプリルフールには、同じ事務所に所属するコスプレイヤー9人によるアイドルグループ・PPE41を結成し、本格的なMVも制作された『LIE! LIE? PANIC !!』で“デビュー”しました。エイプリルフールならではの、楽しくも本気の仕掛けだったわけですが。
えなこ 正直に言うと、私は人との協調性があまりなくて、グループ行動とか苦手なんですよね(笑)。なので、最初は「どうしようかなー」って思いました。MV収録とかにお金をかけて時間も使うなら、そのスケジュールをみんなの別の仕事に充てたほうが、事務所にお金が入るのでは? みたいな(笑)。
――そんなことまで考えて(笑)。
えなこ いろいろ考えたりしたんですけど、やってみたいなっていう気持ちもあったし、やったらどうなるだろうとか、あの子は踊れるのかな?とか(笑)。あとはやっぱり、私の一番の恩人である(所属事務所社長の)よきゅーんさんがやりたいのであればということで!
――いろいろ考えたかもしれないですけど、新しいことに挑戦する、迷ったけどやってみるという部分は、えなこさんらしいのかなと思います。実際にやってみて、PPE41は楽しかったですか?
えなこ 楽しかったんですけど、自分がというよりは、事務所のみんなが楽しそうで良かったなって(笑)。「あの子、こんなに歌うまかったんだ!」とか、新しい発見もありましたし。振りやフォーメーションの練習では、あらためてアイドルさんはすごいなとも感じました。
――「協調性がない」と言ってましたが、グループでの活動を経験して、作品を形にした今はどう思ってますか?
えなこ 協調性は、本当になかったですね(笑)。だから、やっぱりグループ活動ができないし、本物のアイドルさんになることはないので、一日だけですけどみんなでアイドルになれて貴重な経験になりました。何よりファンの方が、「アイドルのえなこりんが見られる!」って喜んでくださったのがすごくうれしくて。
――インタビューの続き、アザーカットは発売中の「BUBKA6月号」で!
取材・文/大久保和則
えなこ│1月22日生まれ、愛知県出身。コスプレイヤーとして活動し、TV・雑誌・ラジオ・You Tubeなど多方面で大活躍中。現在放送中のドラマ『モトカレ←リトライ』(テレビ神奈川ほか)に出演。『えなこの◯◯ラジオ』が毎週日曜15:00~(文化放送 超!A&G+)放送中。