乃木坂46田村真佑「私の目標は、自分がいるだけでみんなが明るくなれる人になること」
イジられてなんぼ
――恥ずかしがり屋だった人が、よくオーディションに申し込めましたね。
田村真佑 踊ることが好きだったんです。ダンスを習っていたわけじゃないけど、アイドルのダンスをお姉ちゃんと一緒に踊るのが好きで。絶対アイドルになってやると思っていたわけではなくて、踊ることが好きという気持ちの延長で申し込みました。それに、19歳だったから、20歳になったらもう申し込めないので。アイドルって、自分が好きなことに関連したお仕事だなと、ふと感じたんです。
――その時点では、まだ人前で何かすることが恥ずかしかった?
田村真佑 はい。一気に注目されるのが苦手なんです。1対1なら普通にしゃべれるのに。たとえば、駅で転んだりしたら、みんなに見られるから、恥ずかしくてもうダメです。今は言葉に詰まっても噛んでも、ファンの方が「そこがまたかわいい」とか「好き」と言ってくださるんです(笑)。そうか、それが魅力に変わるのがアイドルなのかと思って。『レコメン!』で噛むと、むしろリスナーさんに喜ばれるんです。「噛んでもいいんだなって」発想の転換ができるようになりました。いや、噛まないように気をつけてはいるんですよ? 友達からは「ほんとに天職だよね」って言われます(笑)。私が人見知りだった時代を知っている人からすると、ビックリしていると思います。
――自己肯定できているから、楽しそうに見えるんでしょうね。
田村真佑 そうです。充実した日々を送らせていただいております(笑)。しっかりとお仕事をさせていただいて、いろんな方に応援していただいて、おいしい物も食べて(笑)。
――自分の理想像と比べると、どれくらい実現できていますか?
田村真佑 60%くらいですかね? 足りていない部分は、マイナス要素があるというわけではなくて、まだやったことがないお仕事がいっぱいあるじゃないですか。これからもっと広げられるという意味です。
取材・文/犬飼華
――インタビューの続き。アザーカットは、発売中の「BUBKA5月号」で!
田村真佑=たむら・まゆ│1999年1月12日生まれ、埼玉県出身。愛称は「まゆたん」。バラエティで金、パフォーマンスでも金、猫にも愛されたいサイコーな若奥様。「初森ベマーズ」最強の転校生として、ファンの心を射抜くウインドミル投法を見たいところ。