杉本有美、5年ぶりとなる写真集発売「女優として表現したい」
グラビアやモデルを経て、現在は俳優として舞台やドラマで活躍中、今年芸能生活20周年を迎える杉本有美が、3月1日に5年ぶり13冊目となる写真集「蝶光」(ワニブックス)を発売。都内の書店でリリース記念イベントを開催し、囲み取材に応じた。
これまでの作品にはない「和」の雰囲気の中、「蝶」をテーマに、趣のある旅館や温泉のほか、海、森、竹林などの情緒ある自然の中で撮影が行われた。
完成した作品を手にした杉本は「構想に3年くらいかかりました。まさかまた写真集を出せるとは思ってなくて、本当にうれしいです。やっぱり私は写真が好きなので、5年前にグラビアを引退して写真を辞めたんですけど、やっぱり写真で、女優として表現したいなと思って今回やらせていただきました」と、その経緯を振りけりつつ、作品に込めた思いを明かした。
タイトルにもある通り“蝶”をテーマとして撮影が行われた。「打ち合わせの時に、テーマを自分の中で決めたくて、その時にたまたま蝶をモチーフにしたものが気になっていて、ネットで調べたら“変容”“進化をする”という意味もあったので、今回のテーマに選びました。蝶をモチーフにした衣装も着たいと思って、そういうのを選んでいただいたりして、イメージをスタイリストさんに先に伝えて挑みました」と、自身のこだわりを説明した。
また、お気に入りのカットについて「ハウススタジオで撮影をしたんですけど、どこで何を撮るというのは決めてなくて、着替えが地下のトイレだったんですけど、ちょうど昇ってくる階段のところに、光が入っていて勇気をもってカメラマンの舞山(秀一)さんに『ここで撮ったりできますかね?』という話をして撮れた1枚です。陽の加減で、午後にはなかったので、偶然撮れた、光と融合した写真だなと思います」と、幻想的なページを紹介していた。