2023-11-28 18:00

古畑奈和“作詞曲”第2弾配信「人のために自分が役立ったら、それが私の幸せ」

新曲「Dying liar / 幻影」をリリースする古畑奈和
新曲「Dying liar / 幻影」をリリースする古畑奈和
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2022年、アイドルグループ「SKE48」を卒業し、現在はソロアーティストとして活躍する古畑奈和(ふるはた なお)が、11月29日(水)に新曲「Dying liar / 幻影」をリリースする。今回インタビューに応じた古畑が、作品に込めた思いや創作活動の裏側を語った。

――2ndデジタルシングルリリースおめでとうございます! 前回の“ソロデビュー曲”から早くも第2弾ということで、前作の反響などはいかがでしたか?

古畑奈和:ありがとうございます! (前作の)「鍵の在処」が格好いい曲だったので喜んでいただけたというのと、「Moonlight parade」は初めて自分で作詞して、ファンのみんなに届けたいという思いで書いた曲だったので、そこに感動してくださる方が多くて。私の選んだ言葉たちをうれしいと思ってくれたり、ここが好きと思ってくれたりして、作詞に挑戦したことには意味があったし、これからの音楽活動へのさらなる意欲にもつながりましたね。もっとこうしたいという欲も出てきて、よかったなと思いました。今までは、作詞に対して、自分の感情を誰かにダイレクトに表すというのが、照れる部分もあって、性格上、誰かに頼ったり、誰かに自分を見せたりするというのが苦手ではあったので、作詞は自分の中で挑戦だったんですよ。でも、それが誰かのためになる、1人の人でも救えるって前向きな感情に変わったというのが、自分の中での前回から今回の成長だなって思いました。

――第2弾となる本作は、最初のコンセプトなどは、どのように決められ、進んでいったのでしょうか?

古畑奈和:「Dying liar」は、物語を一つ書いてみたい…主人公が出てきて、その物語の中で苦しんだり、抗ってみたりという主人公を描いていきたいというのが始まりで。そこから、食べ物とか恋愛感情とか…食べ物を見た時に、『なんか恋愛感情と通ずるものがあるな』というのがパッとひらめいて、そこから、人間の心のドロドロした部分とか愛憎みたいなものを描いていこうと決めて、食べ物と掛け合わせて、最後には復讐が待ってるという(笑)。やっぱり最後は救われたい・救いたい歌詞を書きたいと思って。救われるために、私は女の子を投影したんですけど、主人公の女の子が、女性の強い部分…牙を剥き出した状態で歌詞にしていくという感じでした。

――そういう“強さ”みたいなものが『お気の毒さま』『お粗末さま』『お生憎様』という歌詞に表れているのでしょうか?

古畑奈和:最初は自分に掛けている言葉も、最後には相手に掛ける言葉に変わっているという。歌詞が進んでいく上で、物語が最初から最後までつながっているようにはしました。セリフなんだけど、でもメロディーに乗っていて…みたいなところが、私は気に入っている部分ではあります。

――そしてタイトルが「Dying liar」ということで

古畑奈和:死と嘘…直訳すると“死にゆく嘘”になるんですけど。嘘の愛で塗り固められた物語になっていて、その嘘の愛が死にゆくさまを書いた、もうそのままですかね。

――古畑さんは噓をつくのがうまかったりしますか?

古畑奈和:見破られますね。顔にすぐ出ちゃうかな(笑)。

――手元の資料には「Dying liar」MVのサムネイルが1枚ありますが、不気味な世界観という印象があります。

古畑奈和:ライブでちょっとだけ流させてもらって、見た方もいらっしゃるかと思いますが、MVは私が大元を決めて、ストーリーや流れ、食べ物を詰め込みたいとか、メイドのウサギが欲しいとか(笑)。メイドのウサギと最後は終わらせたいというのは私が考えて、そこから監督さんがこの物語を膨らませてくれて、いろいろ用意してくださって、2人で話し合いながらMVを完結させたという感じです。少女の儚さ・美しさ・純白みたいなものと、グロい世界観・危ういところを融合させて、この歌詞に合った危険な感じとか、でもちょっと純白な部分もあったりとか…っていうのを表現させてもらいました。

――食事をしている風景の1枚ですが?

古畑奈和:食べました、いっぱい(笑)。本当にこのMVでは食べて、とにかく食材を赤に染めて。というのも、この歌詞…“食べ物”ってさっき言ったんですけど、辛いものから私はインスパイアされて作ったんですよ。とにかく食べ物を赤くして、何で染めたかは分からなかったんですけど、辛くはなかったです、全部。でも、とにかくまずくて(笑)。今まで食べたことのない味がして『なんだろう、これ』と思いながら結構大変でした、“食べる”っていうところでは。いろいろ混ざって個性的な味がしてました。

――ちなみに辛いもの・激辛とかお得意ですか?

古畑奈和:辛いものはめっちゃ好き…というよりは、もう普通。普通ですね(笑)。たまに辛いもの食べたくなるくらいでトッポギとか火鍋とかは好きなんですけど、ほどほどがいいです。おいしく食べられるぐらいが好きです。

――ありがとうございます。続いてもう1曲についてもお話を伺います。「幻影」というタイトルが付けられた楽曲ですが、こちらはどういう物語になってますか?

古畑奈和:私の思い…内側にしまっていたものをダイレクトに言葉にした曲になっています。見えない未来におびえている時の私を表した歌詞になっています。人間って見えない未来になにか不安になったりするじゃないですか…しない方もいらっしゃると思うんですけど(笑)、別に見なくていいものを見て、悪い方向に行っちゃったり、それを考えるだけで、沈まなくていい内容に対してどんどん沈んでいったり、そういう時期ってあると思っていて。独りに今なっちゃっている人とか、『助けて』って言いたいのに言えない人とか、そういう方にこう、私もこの歌詞に出てくる主人公も、そういう気持ちはあるから、見えない未来におびえていてもいいけど、それは独りじゃないよっていうのを伝えたくて。あなただけがおびえているんじゃなくて、この歌詞の登場人物も・私もおびえたりする時もあるから、そうやって優しく寄り添えたらいいなと思って書きました。

――印象的なフレーズなどありますか?

古畑奈和:サビの漢字を並べたところがお気に入りです。この歌詞を書く時に、最初書き殴りから始めて、自分の思いを自分の中にある本音というか、吐き出したいものをとにかくノートに書いて、それをきれいにしていって、伝えやすいようにきれいにきれいに整えてというものを出していますが、自分の整っていない部分もたぶんこの歌詞に反映されていると思うので、愛着はあります。

――歌詞最後の『いつか誰かのための“幸せ”になりたい』という部分が印象的で、“自分が幸せになる”ではなく、誰かの幸せのために自分が支えるという献身的な意味合いが込められているのでしょうか?

古畑奈和:私がこうやって歌詞を書くのも、自分のためというよりは、誰かのためになったらいいなというのもあるし、自分がこうやって“深いところ”に潜り込んだり、闇を抱えたり苦しんだり傷ついたりしたら、その経験が誰かのためになるし、誰か今独りになろうとしている人のことを支えられる存在になれるのかなっていう。私は、自分のために頑張ることには限界があるって思っていて、だからこそ、人のために自分が役立ったら、それが私の幸せにもなるし…っていう願いを込めました。やっぱりどこかにこの曲にも希望を持たせたくて、だからちょっとでも、小さい一歩でも前に進めるように、ダイレクトに“幸せ”っていう言葉を入れさせてもらいました。ちょっとした希望を見いだせたらいいなと思って。

――“人のために役立ったら私も幸せ”ということですが、あえて、古畑さん個人の幸せって何かありますか?

古畑奈和:私の幸せは…私の周りにいる人たちが、私が何かをすることによって、笑顔になったりとか、前向きになったりとか、感動したりすることが、今の私にとっては、それが幸せだったりするんじゃないかな。例えば、私が頑張って活躍したら両親は喜んでくれて、両親が喜ぶから私は幸せでもっと頑張ろうと思うし。自分が何か行動を起こすことによって、そこに何か温かいものが生まれるというのが幸せだったりしますね。一緒に喜んでくれるスタッフさんがいたりするので、それが今、私の幸せです。

――応援してくれるファンの存在・声援もそうですね。

古畑奈和:そうですね。ライブだったら、自分が歌うから喜んでくれて、その空間を見せるから喜んでくれて、今回だって発売したら喜んでくださる方がいたりとか、もちろん芝居面でも、舞台だったりドラマだったり、たぶんそういう作品にも出ると喜んでくださって、それも私が行動するからじゃないですか。それってすごく幸せなことだと思うので、そうやって喜んで待ってくれている人たちのために、今は必死でやりたいなと思います。

古畑奈和プロフィール

1996年9月15日生まれ。愛知県出身。アイドルグループ「SKE48」のメンバーとして活動後、2022年10月よりソロアーティストとして活動開始。これまでドラマ「ヤメゴク~ヤクザやめさせて頂きます(TBS/’15)、「キャバすか学園」(日本テレビ/’16)、「豆腐プロレス」(テレビ朝日/’17)や、ミュージカル「AKB49~恋愛禁止条例~」(’15)主演、舞台「SKE48版『ハムレット』」(’19)、「DISTANCE-TOUR-」(’20)、「水戸黄門~春に咲く花」(’21)、「ナナシ2021」(’21)、「『催眠探偵!十文字幻斎』~事件解決は、催眠の向こう側に~」(’22)、朗読劇「私の頭の中の消しゴム 14th Letter」(’23)、主演舞台「Monkey Works vol.10『アビリティイレブン』」(’23)など、数々のドラマ・舞台に出演。

古畑奈和SNSほか最新情報

・リンクインバイオ
https://lit.link/furuhatanao

・YouTube「古畑奈和 official channel」
https://www.youtube.com/@Furuhata_Nao

・古畑奈和公式TikTok
https://www.tiktok.com/@furuhatanao

・古畑奈和公式X(Twitter)
https://twitter.com/alto_nao

・古畑奈和公式Instagram
https://www.instagram.com/nao_furuhata/

・古畑奈和公式ファンクラブ
https://furuhatanao.com/

古畑奈和ライブ情報

「Fruhata Nao LIVE2023-REAL-」

2023年12月17日(日)
会場:神奈川・SUPERNOVA KAWASAKI
■第1部 14:00開演 / ■第2部 18:00開演

2023年12月22日(金)
会場:愛知・名古屋 ReNY limited
■18:00開演

チケット情報
一般発売(神奈川公演):12/1(金)10:00~12/15(金)18:00
一般発売(愛知公演):12/1(金)10:00~12/21(木)18:00

インタビューに応じた古畑奈和
インタビューに応じた古畑奈和
古畑奈和2ndシングル「Dying liar」より
古畑奈和2ndシングル「Dying liar」より

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