AKB48「第19期生オーディション」開催決定!『アイドルなんかじゃなかったら』発売記念コンサート3日間終了
9月27日(水)リリース、AKB48 62ndシングル「アイドルなんかじゃなかったら」の発売を記念して、10月20日(金)~10月22日(日)の3日間にわたり日本武道館にて開催した『MXまつり AKB48 62ndシングル「アイドルなんかじゃなかったら」発売記念コンサート』。その最終日を飾った新体制のお披露目コンサート『アイドルになってよかった』は、最新曲「アイドルなんかじゃなかったら」のフルサイズ披露でスタートした。
2017年渡辺麻友卒業コンサート以来
この日のために用意された新衣装に身を包んだメンバーがステージに現れると、会場は早くも熱気の渦に包まれ、勢いそのままに60thシングル「久しぶりのリップグロス」などアップテンポなナンバーを4曲立て続けに披露する。AKB48メンバー全員が新衣装を着てコンサートに立つのは、2017年の渡辺麻友卒業コンサート以来約6年ぶり。新たな歴史の幕開けを印象づける華々しいオープニングとなった。
冒頭のMCでは「アイドルなんかじゃなかったら」でセンターを務める小栗有以が「今のAKB48の本気を見て帰っていただけたらなと思います!」と意気込みを語り、向井地美音は「本日は新体制コンサートということで、実はセットリストも2018年以降の曲で組みました!」と明かす。
新たな組み合わせでの楽曲披露
続くパートでは、向井地が「新たな組み合わせでの楽曲披露となります!」と会場のテンションを高め、まずは誕生月で分かれたチームごとにパフォーマンス。3月~5月生まれのメンバーによる“Team 春”は新学期をイメージさせる楽曲「新しいチャイム」を披露。
6月~8月生まれの“Team 夏”は「ひと夏の出来事」を切ない表情で魅せ、9月~11月生まれの“Team 秋”は「ある日 ふいに…」をキュートに歌唱。12月~2月生まれの“Team 冬”は「西高東低」を披露するなど、今までにないメンバーの組み合わせで、楽曲の季節感を表現する。
続いてメンバーの特技で組み分けしたチームによるパフォーマンスへ。ダンスが得意な本田仁美や村山彩希をはじめとした“Team 運動”は、59thシングル「元カレです」をキレのあるダンスで披露し運動能力を存分にアピール。絵が得意な岡部麟ら“Team 芸術家庭科”やアニメオタクで有名な大盛真歩ら“Team オタク”、2018年に実施した『AKB48グループ センター試験』で成績上位者となった向井地や柏木由紀ら“Team 勉強”が次々とパフォーマンスを繰り広げ、メンバーそれぞれの個性が輝いたステージを創り上げる。
AKB48メンバー主演映画『ガールズドライブ』
さらに、スクリーンに11月10日(金)に公開されるAKB48メンバーの主演映画『ガールズドライブ』の予告映像が流れると、映画出演メンバーの小栗・倉野尾成美・山内瑞葵・山﨑空・久保姫菜乃がステージに登場。「アイドルなんかじゃなかったら」にカップリング収録されている映画の主題歌「全力反抗期」をファンの前で初披露し、剥き出しの感情をぶつけるような全力パフォーマンスでファンを熱狂させる。
熱いステージは続き、中盤には加入期ごとに分かれて5曲をパフォーマンス!研究生メンバーは、17期研究生 佐藤綺星がセンターを務める「アイドルなんかじゃなかったら」収録の研究生楽曲「Do the dance!」をファンの前で初披露し、しなやかなダンスと魅惑的な表情で会場を引き込みむ。
ここで再びスクリーンに映像が流れ「ユニット決めくじ引き」と題して、これから披露する7曲でユニットを組むメンバーとそれぞれのセンターをくじで決めたことが明らかに。
まずは18期研究生 秋山由奈をセンターに16名のメンバーで「ジワるDAYS」を披露し、17期研究生の平田侑希をセンターに13名で「初恋ドア」、「アイドルなんかじゃなかったら」で初選抜入りを果たした17期研究生 橋本恵理子をセンターに9名で「ウィンクの銃弾」とユニットの人数順にパフォーマンスを繰り広げ、センターの座を射止めた強運の研究生たちが会場の視線をくぎづけに。
18期研究生 八木愛月
そしてこのコーナーのトリを飾ったのは、なんとくじ引き1人目で見事“ソロ”を引き当てた18期研究生の八木愛月。バックダンサー2人を携えステージに現れた八木は「国境のない時代」を披露し、今年5月にお披露目したばかりの研究生とは思えない圧巻のダンスパフォーマンスと真っすぐなまなざしでファンの心を震わせる。
初めてのソロでのステージを終えて緊張から解き放たれた八木の目には思わず安堵の涙が。「1人でこんなに大きな場所で披露できるなんて思ってなかったし、正直くじ引いた時には“楽しみだな”とか軽い気持ちで思ってたんですけど、練習するたびに先輩方とかに“頑張れ”と言ってもらえて実感するようになって…」と言葉を詰まらせながらも「今までのリハーサルより一番楽しくできたし、大きく踊れたと思います!」と懸命に話すと、柏木も「ほんっとに格好良かったよ! デビューして半年だよね!? 信じられないんだけど! この武道館で八木ちゃんが見つかった!」と大絶賛する。
コンサートも終盤に差し掛かり、ここからはメンバー総出で本田がセンターを務めた61stシングル「どうしても君が好きだ」、山内がセンターを務めた57thシングル「失恋、ありがとう」など5曲をたたみかけラストスパート。本編最後は「大騒ぎ天国」でお祭り騒ぎのような盛り上がりを見せた。
アンコールへ
アンコールではAKB48の次世代を担う22歳以下のメンバー19名で「猫アレルギー」をパフォーマンス。さらに「靴紐の結び方」、世代交代を歌った曲「Generation Change」を気迫のこもったパフォーマンスで魅せ、新生AKB48の結束力を示す。
エンディングでは、佐藤綺星が「私たち17期研究生は武道館に立たせていただくのが2回目で、前回ここで18期研究生が加入するというのが決まったとき、私たちは自分たちの未熟さにすごく打ちのめされて泣いてしまったんですけど、今はそんなことを思っている人は誰もいないと思います。18期研究生のみんなと力を合わせて、先輩方を支えられる存在になれるように頑張ります!」と堂々とコメントし、1年前から成長した姿を見せる。
「これからのAKB48を楽しみにしててください!」
小栗は3日間を振り返り「AKB48は18年間続いているということで、ずっと続いてるグループに在籍させていただくと、恵まれてたりうれしいこともたくさんあれば、卒業だったり不安になることもたくさんありますが、いろんな状況になっても何度も立ち上がってきた粘り強いグループがAKB48だと思います。これからもいろんな壁が立ち塞がることもたくさんあると思うんですけど、今のAKB48ならきっとこれからもAKB48を守り継いでいけると思います。皆さんに応援したいって思ってもらえるようなグループでありたいですし、コンサートタイトルにあるように“アイドルになってよかった”とメンバー1人1人が思って卒業できるようなグループにしたいです! これからのAKB48を楽しみにしててください!」と力強い決意を言葉に込めた。
するとここで、スクリーンに“お知らせ”の文字が出現。「AKB48 第19期生オーディション」の開催と、本日より応募受付を開始することがサプライズ発表されると、小栗は「これからAKB48を盛り上げたい!という強い気持ちがある方、お待ちしてます!」と笑顔で呼び掛けた。最後は全員で「サステナブル」を披露し、武道館コンサートは大フィナーレを迎えた。
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