SKE48、15周年を前に思うこと…目指してほしい姿
オリジナル新公演が全チーム出揃い、この夏にはツアー敢行と順風満帆な活動を続けているSKE48。まもなく16年目に突入する彼女たちに、今回はあえて提言という形で、本誌が期待しているSKE48が目指してほしい姿について考えてみた。
サバイブの方法
10月5日、SKE48が活動開始15周年を迎える。
東京ではなく、地方都市を拠点としているグループが15年もの間、休止することなく活動を続けているのは驚異的なことだ。大所帯のグループには莫大なランニングコストがかかるだろうに、そんなことを感じさせることなく、SKE48は日々の活動を続けてきた。
3年前、コロナ禍の真っただ中にあった頃、SKE48は12周年を記念した公演を開催した。囲み会見に出席した須田亜香里に、「SKE48はなぜ12年も続いたと思うか」と質問をした。すると、彼女は「原動力はファンの方です」と迷うことなく答えた。そう、ファンの後押しがこのグループを支えてきたのだ。
あれから3年、須田も高柳明音も松井珠理奈も羽ばたいていった。江籠裕奈は今年いっぱいで活動を終える。2018年まで開催されていた選抜総選挙で上位を占めていた者は誰もいなくなり、全国で発売される雑誌で表紙を飾れるメンバーは数えるほどになった。それでもなお、このグループが灯し続けてきた炎が消えることはないだろう。
しかしながら、SKE48は、というよりも国内に現存する全グループ(48グループのみならず)は生き残りに必死だ。経営的に楽なグループなど両手で数えられるくらいしか存在しないと想像される。SKE48はこれからどうサバイブしていけばいいのだろうか。
そんなことを考えてしまったのは、『ゼロポジ』(TBSチャンネル)がきっかけだ。同番組は2014年にスタート。今年9月をもって、番組は終了となる。番組主催のコンサートが行われるなど、SKE48とは切っても切れない関係にあった。本誌グラビアに掲載されるメンバーを決定する企画が放送されるなど、本誌としても何度もお世話になってきた(『100%SKE48』で北川綾巴がバンジージャンプに挑戦する際、カメラマン氏に同伴してもらい、意を決して飛び降りる決定的瞬間を放送してもらったことも)。
同番組が不定期で討論会を放送してきたのは、ファンならばご存知だろう。この8~9月に3回にわたって放送されたのは「生じゃない討論会」。若手を中心としたメンバー17名を3組に分け、日本テレビのプロデューサー・毛利忍氏、芸人・ユリオカ超特Q氏、TBSのプロデューサー・竹中優介氏、OG・大場美奈と討論を繰り広げた。
オープニングからメンバーは明らかに顔が強張っていた。過去に放送されてきた討論会では何人となくメンバーが泣いてきたのを知っているからだ。「今回、泣き顔をさらすのは自分かもしれない……」とメンバーが考えてもおかしくない。
何年か前の討論会を私も見学させてもらったことがある。確かにスタジオには通常の活動では体感できないであろう緊張感が漂っていた。20歳前後のアイドルが大人相手に討論するという形式をとっていること自体、メンバーにとって不利である。メンバーはガチガチだった。本番中のメンバーは案の定、言いたいことが言えなかった。終了後の方がはるかに饒舌だった。本番中に発言するという勇気を持てないメンバーがほとんどだった。
取材・文/犬飼華
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