川口ゆりな、“あざと連ドラ”での芝居も刺激に「もっと勉強してアウトプットしないとダメだなと」
2021年に出演した韓国のガールズグループオーディション番組「Girls Planet 999:少女祭典」を経て、2022年にソロアーティストデビューを果たしたKawaguchi Yurina(川口ゆりな)。今回は7月26日にデジタルリリースした、4作目のシングル「C.O.S.M.I.C Love」の発売を記念して、楽曲への思いなどを聞いた。
――新曲リリースおめでとうございます。心境はいかがでしょうか?
川口ゆりな:ありがとうございます。今回はアーティストデビューしてから、目標の一つだったタイアップソングなので、お話を聞いたときはかなりびっくりしました。こんなにも早く、タイアップソングに挑戦できるとは思ってもみなかったので、環境に感謝して気合十分で挑みました。
――楽曲タイアップにもなったスマートフォン「Galaxy Z Flip4」を実際に使われている動画を拝見させていただきました。使ってみた感想はいかがでしたか?
川口ゆりな:(VlogやWEBCMを)撮影中、ずっと使わせていただいたのですが「こんなにも革命的なスマートフォンってあるんだ」って驚きました。2画面がセパレートになっているので、同時に使える効率の良さもあるし、自分の写真もこの機種で撮ると盛れるんですよ! あと、私がパカパカ開くような「ガラケー」にずっと憧れを抱いておりまして…。いつかは使ってみたいと思っていたので夢が叶いました。
――デコったりもしていましたよね?
川口ゆりな:はい(笑)。それもずっとやってみたくて、自分の携帯をデコるってことを。でも、難しいですね、シール貼るのって。センスが問われるなって気付きました(笑)。
――楽曲のお話もお伺いさせていただければと思います。曲の出だしからすごくポップな印象を受けました。
川口ゆりな:ありがとうございます! 今回リリースした「C.O.S.M.I.C Love」は全体的にレトロポップなサウンドになっておりまして、日常生活に溢れているワクワク感を加速してくれるような音に仕上がったと感じていて。例えば、夏のドライブとか、朝起きて気分を上げていきたい時とか、そんな日常の一コマに寄り添えるような曲になりました。
――歌詞は韓国語に挑戦されていますね!
川口ゆりな:そうなんです。デビュー曲「Look At Me」でも、韓国語バージョンをリリースさせていただいたのですが、ちょうど1年がたち、当時の自分から成長した部分も歌声に乗せて表現したいということも今回の大きな課題でした。初めて挑戦したラップパートも韓国語なので、難度が高かったです。
――その中でも特に苦労した点を教えてください。
川口ゆりな:やっぱり「発音」ってすごく重要じゃないですか。韓国語が分かる、分からないだけではなく、どんな方が聴いてくださってもこの曲が居心地の良い「音」になるよう、意識しながらレコーディングに挑戦しました。韓国語って、息を多めに吐き出すような音や単語が多いので、これまで日本語をメインに歌ってきた私にとって、しっかり意識しないとダメな点でしたね。日本人が歌う「韓国語曲」になってしまうような違和感は、なるべく消して表現したい気持ちが強くあったので、ディレクターの方とも一緒に作り上げていきました。
――普段から語学の勉強もしているんですか?
川口ゆりな:レッスンを受けたりはしていないのですが、韓国語を話す友達とは普段から連絡を取っていますね。お互い刺激にもなっている仲ですね。
――韓国語で歌唱する際に、参考にした方はいらっしゃいますか?
川口ゆりな:私は韓国のソロアーティストのIUさんが大好きなので…。もちろん音楽を楽しむっていう点でもよく聴かせていただいているのですが、ご出演されたドラマや楽曲からいろいろなスキルを学ばせていただいております。楽曲のジャンルもですが、表現の幅がとても広い方だなと尊敬しています。特にお芝居をされている時の目の表情がすごいんですよ! 私もIUさんのような表現者になりたいなと思っています。
――直近では、お芝居にも挑戦されていたと思いますが、手応えはどうでしたか?
川口ゆりな:「あざとくて何が悪いの?」(テレビ朝日系)内のドラマに出させていただいたのですが「お芝居って楽しいなぁ」ってあらためて感じながら現場に行ってました。ただ、自分の今の表現力には満足していなくて、番組を見て、もっと勉強してアウトプットしないとダメだなと感じましたね。今、アーティストだけではなくお芝居、モデルといろいろな経験をさせていただけている環境なので、2023年の下半期は現状維持ではなく、もっと前に進んで欲をどんどん出して頑張っていきたいと思っています。
――最後に今、夏真っ盛りですが、この夏やりたいことはありますか?
川口ゆりな:実は私、暑さと日差しにとても弱くて(笑)。大好きなディズニーは控えつつも、お仕事でも行かせていただく地元・九州の景色を楽しみたいですね!
◆取材・文:Mio Suzuki/撮影:ブルータス・シーダ