元“動物園系アイドルユニット”真瀬日美子、“生まれたてほやほや”舞台女優に!「生きてますよ」
演じるセトネは「すごい明るくて、でも何事にも動じない子」
――では、そろそろ舞台のお話も。今回の舞台「失物(うせもの)/lost and…」がどんなストーリーなのかというのを、ひみちゃんの言葉で教えていただけますか?
真瀬日美子:大体は、HPのあらすじどおりっていう感じでが…たくさんの何かを失った「失物」たちが出てくるんですけど、「みんな何を失ってしまったのか?」っていうのが作中に出てきます。何を失ったかで、その失なった意味とか、自分も共感できる部分もたくさんあって。大人になるにつれていろんなことを失ってしまったりするけど、それが悪いことではなく、大人になってから得るものもあるしっていうのが、今回の舞台の主なストーリーだと思っています。1人1人、何か失っているものはあるんですけど、それは突然やって来るよねって。結局、「その失ったものをどうやって取り戻すのか?」「どういうふうに失われてしまっていたのか?」っていうのが分かる作品だと思うので、皆さんにぜひ見ていただきたいと思います。
――世界観としては、どんな感じなんですか?
真瀬日美子:ファンタジーです。
――時代背景なども、現実の世界とは全く関係なく?
真瀬日美子:関係ないですね。失った者たちが暮らしている「ウセモノタウン」っていうところのお話なので、完全にファンタジーになります。
――その中で、ひみちゃんが演じるセトネが、どんなキャラクターなのかも教えていただけますか?
真瀬日美子:Wキャストでやらせていただいていて、アンティークのセトネちゃんと、私が演じるヴィンテージのセトネちゃんは全く違うキャラクターで。私が演じるセトネちゃんは、どっちかっていうとすごい明るくて、でも何事にも動じない子です。明るくてニコニコしてる、キャッキャッしてる感じのかわいい女の子ですね。
――アンティークとヴィンテージでキャラクターの性格が違うんですね?
真瀬日美子:はい。失っているものやポジションは一緒なんですけど、キャラクターはそれぞれになっています。
――ヴィンテージのセトネちゃん、ひみちゃんそのもののキャラじゃないですか?
真瀬日美子:全部が全部一緒というわけじゃないんですけど、衣装から読み取れる感じのキャラクターですし、でも自分にちゃんと芯がある子で、何事にも動じたりはせず、でも協調性はあって、優しさもあって、明るい子でっていう感じのキャラクターです、私のセトネちゃんは。
――ひみちゃんの印象そのままな気がします。
真瀬日美子:本当ですか? ありがたい!(笑)
――本当ですよ、ひみちゃんのいる所は笑顔であふれてるというか、ひみちゃんがいるだけでみんな明るくなれるというか。
真瀬日美子:本当に、ありがとうございます。今回のスタッフさん、キャストさん、みんな良い方で。私、初めての舞台なんですけど、みんな優しくダンスを教えてくれるから、毎回の稽古が楽しくて。もちろん、課題もある中で、毎日が勉強だなって思えてますね。
――稽古の際、どう過ごされてますか?
真瀬日美子:必死だけど楽しくやらせていただいています。私より役者歴の長いキャストさんもたくさんいらっしゃるので、その方々から学ぶことが多くて。キャストさんも優しいお姉さま方ばっかりなので、皆さんに支えられながら、たくさん学んでいるっていう感じです。
――いろいろ覚えることは多いながらも、充実した毎日を送れてるみたいで何よりです。
真瀬日美子:いやー、本当にめっちゃ楽しいです! ダンスとか難しいんですけど。今回、「ダンサーか?」っていうくらい踊りますよ(笑)。
――ダンスの部分も見どころになりますね?
真瀬日美子:ちょっとしたダンスチームを1つ作ったくらいに踊ってます。フォーメーション地獄ですよ。今は稽古っていうより、部活みたいな感じでみんな必死です。
――久しぶりに生で見る踊るひみちゃん、楽しみにしてますね。
真瀬日美子:役者としてスタートダッシュの作品だと思ってますので、来てください! 自分も課題はたくさんあるんですけど、本番までにちゃんとセトネちゃんに向き合って演じられたらなって思います。