市川美織「寂しいじゃん一人って…」お泊まりで深めたチームワーク
今秋公開を予定している映画「夢叶えるサウナ」の完成披露イベントが東京・池袋HUMAXシネマズにて開催され、主演を務める市川美織のほか天木じゅん、平田梨奈、宮瀬なこ、それに平岡亜紀監督、さらに主題歌を務めるサウナアイドル「100℃の世界」より田島春那、龍杏美、柴田陽夏が登壇した。
映画「夢叶えるサウナ」は、取り柄もなければ夢もない、なんとなく日々を生きてきた主人公のOL・山崎のぞみを中心に物語が展開。彼女の唯一の楽しみである地元のサウナに学生時代の友人と集まる「サウナ部」のメンバー…悩めるアラサー女子4人の友情物語が描かれる。
誰か感想を言える方?
上映後の舞台あいさつとなった今回。市川は「いかがでしたか?」と詰め掛けた大勢のお客さんに語り掛けた。大きな拍手が起こる中、「誰か感想を言える方?」と挙手を求めた。一人の女性ファンが手を挙げ、模範解答のような感想を伝えた。市川は「ありがとうございます! 『仕込みか!』くらいの完璧な回答をありがとうございます(笑)。全然仕込んでないですよ(笑)。こういった皆さんからの感想を楽しみにしていたので、やっと皆さんに公開して見ていただけて、本当に素直にうれしいなと思います」と、喜びを口にした。
また天木は「監督を含め、和気あいあいとした撮影スタッフさんたちに囲まれながら撮影していたので、それが全部反映されている映画だなと思います。みんなたぶん今ほっこりしているんじゃないかなという感じでうれしいです」と、現在の率直な心境を明かした。
続いて平田は「私はあまり演技をするタイプじゃないんですけど、台本も全然覚えられなくて、なんなら“顔合わせ”の日に、台本すら読んでこないぐらい。演技という経験をあまりしたことがないから、周りができたりすると、ちょっと頑張んなきゃって思って。このメンバーに恵まれて、みんな温かく一緒に撮影できたのが、私はすごくうれしくて。サウナの映画っていうのも見たことがないので、みんなが見たことないような映画を、このメンバーでできたのがすごくうれしかったなって思います」と、周りに感謝した。
宮瀬は「映画のメインキャストで出させていただいたのが初めてだったので、本当に最初はみんなで顔合わせした時、どうなることやらと思って。初対面だったし、もうガチガチに緊張して。でも本当に優しい皆さんと一緒だったので、すごく心強く撮影をすることができました。スタッフさんも笑わせてくるので、笑いをこらえるのが大変でした(笑)。今日は皆さんに見ていただけてとてもうれしいです」と、現場の様子も交えてあいさつした。
楽しかったエピソード
MCからは「撮影現場で楽しかったエピソードはありますか?」との質問が。市川は「最初の方、1週間くらい? ずっとお泊まりしてたんだよね。稽古から始まり、稽古からそのまま泊まりにみんなでバスに乗って。サウナの撮影場所で、みんな何日か一緒に泊まり込みで撮影をしていたんですけど、ちょっとした修学旅行みたいな感覚というか。撮影が終わった後に、みんなで1人の部屋に集まって、撮影のお話だったり、普通に何気ない女子トークをしたりとか、ちゃんと読み合わせが始まるんですよ。ひらりー(平田梨奈)が『ちょっと、あそこやっていい?』みたいな感じでした。みんなで率先して台本の読み合わせが始まって、それがあったおかげで、ナチュラルに、あの4人の関係性っていうのが、日に日に出来上がっていった感じがして。撮影の延長、仲良しの延長の撮影っていう感じが、ちょうどこの作品にマッチしていたんじゃないかなって、すごく思いました」と、撮影以外のまさに舞台裏を報告した。
続けて市川は「寂しいじゃん一人って…。一人だと寂しくなっちゃうから、みんなでこうやって集まるのは楽しいなって思いました。私、割と年上なんだけど、みんながお姉さんみたいな感じなの。だから甘えさせてもらいましたね」と、チームワークの良さもアピールしていた。