市川美織、急遽筆談で対応「大変申し訳ございません」「2回目のめんま とっても楽しみです!!」
2011年にオリジナルTVアニメとして放送され、劇場版・漫画・小説・ドラマとメディア展開を果たし、多くの人を感動の渦へ巻き込んだ大ヒット作「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(通称「あの花」)が、8月9日(水)より、東京・博品館劇場にて舞台「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」2023として上演される。6月15日(木)、その製作発表会見が執り行われ、出演する河原田巧也、市川美織、桃月なしこ、駒形友梨、須賀裕紀のほか、脚本・演出を手掛ける畑雅文氏、片岡義朗プロデューサーが出席した。
「あの花」は幼い頃に仲良しだった6人組『超平和バスターズ』の物語。ある夏の事故がきっかけで心を閉ざし離れてしまった5人と、変わらない『めんま』という少女。少年少女6人が抱える葛藤を描いたアニメ原作の空気感を舞台上に描き出す。物語では小学生の超平和バスターズが最後の時を過ごした「夏」が大事な季節であり、本作の上演時期も暑い盛りの8月9~15日に設定した。
本間芽衣子(めんま)役・市川美織
会見に登壇した市川美織だったが思わぬハプニングが。この日、声が枯れてしまったため急きょ“筆談”によるあいさつとなった。配役が決まった時の心境や意気込みを聞かれたキャストたち。まずは市川の“あいさつ文面”をMCが読み上げた。「めんまは本日、声が出ません!! ですので、筆談にて応答させていただきます。ご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございません」。ただ、原作のアニメではめんまの筆談をするシーンもあるという。続けて「本間芽衣子です!! 2回目のめんま とっても楽しみです!!」と書かれた文章を桃月なしこが読み上げた。
宿海仁太(じんたん)役・河原田巧也
次に河原田巧也は「僕もこの作品に出演が決まるずっと前にアニメを見て、とても心を打たれた“あの花”ファンの1人です。ですので、この作品が決まった時は、とてもとてもうれしく思いましたし、本当に光栄なことだなと思ったのと同時に、たくさんの方に愛されている作品の中で、じんたんという役を演じさせていただくこと、すごくプレッシャーには感じてはいます。僕は多くの2.5次元作品に出演させていただきまして、その中で、主役をやらせていただくっていうことは初めてなの、この作品出演が決まってから、何度も何度もアニメ劇場版版を繰り返し見ているんですけど、そのたびに感動して涙をしています。その作品に、自分自身が、じんたんとして、皆さまに感動をお届けしていくっていうことに対するプレッシャーはもちろんすごくすごくあるんですけど、同時に役者として、やってやろうという気持ちも日に日に強くなっています」。
安城鳴子(あなる)役の桃月なしこ
次に桃月なしこは「安城鳴子…あなる役を演じさせていただきます桃月なしこです。今日はちょっと髪の毛が黒いんですけれど、キャラクタービジュアルの写真と、あと本番はちゃんとオレンジにしてきますので、その辺は楽しみにしていただけたらなと思います。
私は前作2022年の公演からの続投になるんですけど、私もアニメ自体はアニメが放送当時から見ていて、決まった時も本当にうれしくて、親に速攻連絡したぐらいすごくうれしかったです。あの花という作品は、どの世代にもすごく愛されてる作品ですし、その中でも安城鳴子ってすごく人気のキャラクターっていうのも分かっていたので、その分のプレッシャーもすごく大きかったんですけど、前回公演を見てくださった方々にすごく評価をしていただいて、『あなるはすごいあなるだった』と言って…なんかちょっと語弊があるんですか(笑)。こうやって言ってくださる方がすごく多かったので、前回公演に出させてもらった時には本当にあなるを演じられてよかったなと思っていたんですけど、まさかこうしてまた再演するとも思ってなくて。
再演するとなった時に呼んでいただけるとも思っていなかったので、本当にうれしかったです。今回も前回以上に、前回以上のあなるを見せられたらなと…笑わないでください! 前回以上の安城鳴子を見せられたらいいなとは思っています。稽古自体は来月から始まるんですけれども、1日1日大切にして、皆さまに最高のあの花を、最高の安城鳴子を見せられるように頑張りたいなと思います」。
鶴見知利子(つるこ)役の駒形友梨
次に駒形友梨は「普段は声優として活動させていただいていまして、今回舞台に初挑戦させていただきます。初めて大きな一歩を踏み出す舞台に挑戦させていただくっていうのが、多くの方から愛されている『あの花』っていう作品で。しかもこんなにすごい方々と一緒に舞台に挑戦できるのがとってもうれしく思います。
本当に全然分からないことだらけで、これからたくさんいろいろ教えていただくことがあると思いますが、元のキャストの声優の皆さん、もうすっごい素晴らしい演技をされていらっしゃるので、そこに恥じないような演技が私もできるように頑張りたいと思いますので、ぜひ劇場で私の雄姿を見ていただけたらうれしいと思います」。
久川鉄道(ぽっぽ)役の須賀裕紀
最後に須賀裕紀は「役が決まった時…今でもそうなんですけど、興奮冷めやらぬ状況でございます。というのも、私、10年前から『あの花』のファンでございまして。劇場版しかり、漫画・小説・ドラマ、昨年の舞台もプライベートで見に来ておりました。
役に関しての不安でいきますと…一切ないんです。なんかあったらリーダーのじんたんがなんとかしてくれるんで(笑)、全幅の信頼を置いてますから全然大丈夫です。この夏、最高の思い出を皆さんにお届けできるように、みんなで頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします」。
作品の印象は?
また、作品の印象について引き続き、筆談で市川美織が回答した。今回は河原田巧也が代読した。「何も変わらないめんま、大人になる途中のみんな、変わっていく日々の中で、成長しつつ、何も変わらない大切さが分かった作品です!! めんま かわいい」。
桃月なしこは「アニメは元々放送されていた当時に見ていたんですけど、それが12年前とかで、親と一緒に見ていたんですね。でも隣で親が号泣しているわけですよ。その時まだまだ自分も子供だったので、そこまで泣ける理由が分からなかったんですよ。もちろん泣くシーンはあるんですけど、『なんでお母さんここまで泣いてんだろうっていう状態だったんですね。
でも、この作品に携われることが決まって、もう1回見直したんですよ。久々にアニメもう1回見直したんですね。そしたら、その当時のお母さんと同じぐらい泣いてしまって。それぞれの葛藤だったりとかトラウマだったり乗り越えていくっていうのが、自分が一度青春時代を終えたからこそ、ぐっとくるものがあるなと思っていて。
この作品って、たぶん見る年代によって感じ方とかもすごく変わるんじゃないかと思っています。だから、いつ見ても面白いし、また新しい発見ができるんじゃないかなと思っていています。そこがこの作品の魅力なんじゃないかななって思いました。家族で見たらすごくいいんじゃないかなって思います」と呼び掛けていた。
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