芳根京子、デビュー10周年を迎えて今後のさらなる飛躍を誓う「120パーセントで頑張っていきたい」
女優の芳根京子が、“デビュー10周年記念写真集”「京」(ワニブックス)を発売。お渡し会イベントに出席した芳根が囲み取材に応じ、今後の目標などを語った。
今作は2021年公開の主演映画「Arcアーク」でタッグを組んだ、石川慶監督が企画・プロデュースを務めた意欲作。『女優の芳根京子と、女優の道を選ばなかった芳根京子が同時に存在していたら…』というテーマの下、普通の20代女性としての素顔、女優としての横顔、喜怒哀楽など、さまざまな角度から芳根京子を切り取った。
女優じゃない道を選んでいたら…
記者からは「もし、女優じゃない人生を選んでいたら、どんな人生を送っていましたか?」との質問が寄せられた。芳根は「この写真集で表現した“女優じゃない芳根京子”っていうパートは、私の理想が詰まっているというか、元々お料理系のお仕事をしたいなと学生時代は思っていたことがあって、お料理の専門学校にも通うんだって思っていたんですけど、スカウトしてもらったのをきっかけにこの世界に入ったので、たぶんスカウトされていなければ、今頃どこかの小料理屋さんなのかパン屋さんなのか、レストランなのかお菓子屋さんなのか、どのジャンルか分からないですけど、そういうところで働いているのかなと思うので、結構この写真集の感じかなと想像します」と、意外な一面をのぞかせた。
続けて「こうだったら(女優じゃない道を選んでいたら)…とか思いますけど、すごく幸せなことに、この役者という職業は、いろんな人生を歩むことができるので、そんなに強く思ったりとかないですね。それはそれで楽しかっただろうなとは思います」と、演じることでさまざまな経験ができていることを実感している様子。
また「女優でよかったなと思うことは?」との問い掛けに、「すごく日々思いますね、女優でよかったことを。何よりお芝居が好きなので、楽しいので、自分のことを『女優です』っていうのって、まだちょっと恥ずかしいなって。まだそこまでの自信を持てていないんですけど。でも、お芝居することが好きっていう気持ちは、ずっと常に大きく持っているので、やっぱりお芝居は女優さんじゃないとできないと思えば、女優さんになれてよかったなと思います」と、しみじみ明かした。
今後の抱負
そして最後に、今後の活動に関しての抱負も求められた芳根。「自分が思っていた10年よりも、すごく濃い10年を過ごさせてもらったなっていうふうに今思っているので、『この年までにこう』っていう目標はあえて定めないようにしていて、自分の想像力って意外と守りに入ってしまっているなって思ったんです。今年、ドラマの主演をやらせてもらったりとかしたのも、10年前は想像もしていなかったし、だから、そんなにこの先『こうであれ』っていうふうには思わないんですけど、とにかく目の前のことをコツコツやらせていただいて、この世界、本当にご縁でつながっているお仕事だと思うので、次につながるように、常に全力でっていうのを今の目標にしています」と、しっかりとした口調で、多くの取材陣に語り掛けていた。
10周年記念イベントも開催
なお今回の写真集には、“応募はがき”が封入されているそうで「9月に、10周年の記念のイベントというものをやらせてもらいたいなと思っています。今回のお話し会というイベントも、今回初めてなんですけど、それは写真集のイベントで。次は、10周年ありがとうございますっていう思いで、ずっと応援してくださってる皆さんに、恩返しをさせていただきたいなというふうに思っているので、ぜひたくさんの方に応募していただけたらうれしいなというのがまず一つと。
あと、10年っていうのは、10年やってきたっていう実績というか、10年やってきたぞっていうその事実はすごく自分の自信につながるなと思っておりますので、これからも本当に精いっぱい、120パーセントで頑張っていきたいなと思っておりますので、これからも応援していただけたらうれしいです。本日はありがとうございました」と、深々お辞儀をし、感謝の気持ちを伝えていた。