「乃木坂をよろしくね」飛ぶ鳥が後輩たちに託したもの
2023年5月17日と18日の2日間、乃木坂46 1期生 齋藤飛鳥さんの卒業コンサートが東京ドームで開催されました。彼女は24年間の人生のうち11年という長い年月を乃木坂46で過ごし、1期生・2期生全員の卒業を見届けてきました。まさに乃木坂46の歴史そのものといっても過言ではありません。かつてグループの妹的な存在だった彼女がいつの間にかお姉さん的な存在になり、卒業コンサートで「乃木坂をよろしくね」と後輩たちにグループを託す。歴史を継承するかのような瞬間に心が震えたファンは多かったのではないでしょうか。
ライブではグループの歴史を継承する後輩たちのたくましい姿も目立ちました。特にグループの年長になる3期生からは全員が強い覚悟を持っているかのような頼もしさを感じました。そして飛鳥さんを慕う4期生の遠藤さくらさんは「飛鳥さんからいただいたものを忘れないように、一生懸命抱えて、これからもここで一生懸命踏ん張って頑張る」と涙ぐみながら語り、今後のさらなる成長が期待されます。
既にアンダー・選抜に合流している5期生も先輩たちに交じって活躍を見せ、乃木坂46の新たな未来を明るくしてくれます。もちろん、こうした後輩たちのたくましさは11th YEAR BIRTHDAY LIVEの時点で同じことを感じましたが、今回のライブが先輩と一緒にできる本当に最後の機会であることから、より強い想いをメンバー1人1人が放っていたように思います。
1期生・2期生がいなくなった乃木坂46。最後に飛び立った鳥が後輩たちに託した乃木坂46というグループは今やあまりにも大きな存在になり、メンバーたちの重圧は計り知れません。でも、飛鳥さんは最後のスピーチでファンに向けて「皆さんを信頼している」「絶対にこれから乃木坂46のみんなのことを守って、見守ってあげてほしい」と言っていました。未来を託しながらも重圧がかかりすぎないように後輩たちを気遣う飛鳥さんの言葉は、最後に歌ったソロ曲「硬い殻のように抱きしめたい」にある「君のために硬い殻になって悲しみから守り抜こう 僕が硬い殻になろう」という歌詞を彷彿とさせ、最後の最後まで後輩たちを守ろうとする彼女なりの愛情を感じました。
乃木坂46を託された後輩たちが今後どのような活躍をしていくのか、とても楽しみです。
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