乃木坂46齋藤飛鳥「明日からは恋とかもするかもしれませんねぇ(笑)」最後は笑顔でお別れ
乃木坂46の1期生・齋藤飛鳥の卒業コンサート2日目公演が、5月18日(木)に東京ドームにて開催された。
齋藤飛鳥ラストメッセージ
皆さん、今日はありがとうございます。今日で卒業します。私は昨日今日と、すごく本当に心から楽しい、幸せなライブを作ることができました。
でも、私がたぶんライブとか、乃木坂46の活動を、心から余裕を持って楽しめたのは、たぶんちょっと遅かったんじゃないかなと思います。
今日は、後輩たちもモニターを見てくれていると思うので、昔の話も未来の話もしたいんですが、私はちょっと回りくどい生き方をしてきたなと、過去を振り返ると思います。
いろんなキャラクターとかも迷走したし、メンバーやスタッフさんに頼ったり甘えたりするのもなかなかやり方が分からず。でも、なのに、今こうやって、穏やかに楽しく生きれているのは、きっと乃木坂46のみんなだったり、そこに関わる皆さんが、周りの人をすごく大事にしているからだなと思います。
「恩返し」っていう言葉があると思うんですけど、私はもっと好きな言葉がありまして、「恩送り」っていう言葉が…その言葉を知ってから、この卒コンもそうだし、メンバーに対してとか、スタッフさんに対しても、なんとなくこう気持ちの整理ができたような気がしていて、恩を返すだけではなくって、どんどんどんどん送っていく。そうやって連鎖していくって、すごいすてきなことだなと思うし、それって私たちも歌で歌ってるなと思って、その言葉を今はすごく大切にして生きています。
私は、もう今日が終わったら、皆さんとはお別れするし、きっと“過去の人”になるんですけど、でも、もしここにいる皆さんとか、画面越しに見てくれている方とかが、私を見たり、乃木坂46を見て、少しでも楽しいなとか、明るい気持ちになったなとか、思ってもらえたんだったら、それを、恩とは言いませんけど、やっぱりこれからはみんなに、後輩のみんなに渡していってほしいなと思っています。
私は、あんまり人とも深く関わらなかったり、内緒ですけど、学校もあんまり行ってなかったので、乃木坂46で一緒に過ごした1期生のみんなは、やっぱり同期としてすごく心が通ったなと思えた瞬間があったり。でも、今はやっぱり、乃木坂46を守ってくれてる後輩の子たちがすごく大切です。
すごく綺麗事ですけど、私がこの先卒業して、何かに追われることとか、何かで頭がいっぱいになることが少しなくなるとしたら、その分の穏やかな日常とか、優しい気持ちを、後輩のみんなに味わってほしいなって思っています。
(しばし沈黙)でも、ここまでこうやってたくさん声を出したりして、支えてくださった皆さんなので、信頼してます。絶対にこれから乃木坂46のみんなのことを守って、見守ってあげてほしいなと思ってます。もう1期生がいない乃木坂46に明日からなりますが、これからの乃木坂46をどうかよろしくお願いします。
それでは次は、ちょっと歌わせていただくんですが、もちろん支えてくれた皆さん、スタッフさん、みんなに向けて歌うんですが、やっぱり誰よりも支えてくれたお母さんのことも思い浮かべながら歌おうかなと思います。それでは聞いてください。(「硬い殻のように抱きしめたい」へ)
最後の最後のメッセージ
皆さん、本当にありがとうございました。昨日も今日も平日なのに、頑張って来てくださったり、見てくださったり、本当にありがとうございます。
11年、頑張ってよかったというか、別になにも私のおかげではないんですけど、最後にこんな景色を見られて、もう人生大満足です。ほんとにありがとうございます。
では、私はこれで天使ちゃん(羽根付きのゴンドラ)になって、皆さんの元を去ろうと思いますが、私は明日で卒業? いや、今日で卒業なので、明日からは恋とかもするかもしれませんねぇ(笑)。おまえらの誰かの嫁が、飛鳥になるかもしれませんね! 俺の嫁ですね(笑)。じゃあ、さよなら!
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