Superfly越智志帆、自身初のエッセイに「まさか自分の本が…すごく不思議」
アーティストのSuperfly 越智志帆が、4月13日に初の著作となるエッセイ集「ドキュメンタリー」(新潮社)を発売。都内で行われた取材会に出席し、これまた自身初となる“囲み取材”に応じた。
刊行決定のニュースが報じられるや否や予約注文が殺到、すでに発売前重版が決定している本作は、元々連載されていたエッセイに、新たな書き下ろしを加えた書籍となっている。
越智志帆は「まずは『WEBの連載で3000字、好きなこと書きませんか?』と編集さんの方から言われて書き始めたんですけど。最初はそんなにボリュームのある文章を日常で書いたことがなかったので、果たしてできるのだろうかとちょっと不安を抱えながらやり始めたんですけど。回を重ねるごと、どんどんボリュームをオーバーし、そして本にまとまる際に書き下ろした最後のエッセイは、6000字ぐらいですかね(笑)。すごい書けるようになりました。 文章を書くっていうことは、自分にとって本当に心のセラピーになりますし、自分にとってかけがえのないものになるんだなと、とっても貴重な時間でした」と、連載から書籍化されるまでの創作活動を振り返った。
そして発売前重版も決まり、迎えた発売日のこの日。「今日発売日で、まだ本屋さんで発売された状態は見てないので、『今日発売されたんだ~』という感じではあるんですけど。まさか自分の本が、そもそも発売されるってことは、人生の中で想定していなかったので、それにまず驚いています。実際に本が完成して、初めて手に持った時に、すごく不思議で、もうこの本は世の中にあるんじゃないかっていう、見たことある感じ、ちょっとデジャブのような、そういう感覚がありました。なのでこれからも、世の中にこの本がより一層なじんでいけばいいなと思っています」と、現在の率直な心境も明かした。
改めてエッセイ集「ドキュメンタリー」に関して「ドキュメンタリーという今回の本は、普段私が頭の中で考えていることが本当そのまま形になったような本なんですけど。Superflyで活動している中で、作詞をほとんどの楽曲で担当しているんですが、作詞をする前に、ものすごい長い時間、考え事をするんですね。その考え事の時間ってすごく大切で、熟成してきたなっていう頃に作詞に落とし込むっていう作業をするんですけど、その作詞の手前の、ものすごい長い時間考れている考え事、それが一つ一つエッセイになって、それがまとまった本になったかなと思います。いつもだったら、自分1人で解決してしまっている時間が、皆さんと共有できるような、そういう本になっているんじゃないかなと思います」と、作品に込められた思いを語っていた。
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