乃木坂46黒見明香「急にカマキリと言われるようになりました…嬉しいことです」アイドル界のニューカマー誕生
『乃木坂工事中』のカマキリネタが大爆笑をさらい、今一番旬と言っても過言ではないメンバー・黒見明香。しかし、当の本人はこの空前のカマキリフィーバーに対してどう思っているのか? そして、カマキリだけじゃない彼女の素顔とは? 今こそ知ってほしい、周囲から愛される黒見明香の魅力をひもときます!
笑ってはいけない卒コン
――今年に入ってから、クロミちゃんブームが沸き起こっていますね。
黒見明香 急にカマキリと言われるようになりました(笑)。嬉しいことですね。カマキリのネタは、1月に放送された『乃木坂工事中』の「B級ニュース大賞2022」から言われるようになったんですけど、私の学生証の写真の写りを見てイジってくれたバナナマンさんの優しさだなと感じています。ファンの方が心配してくれることもあったんですけど。「カマキリって言われて大丈夫?」って。それも優しさで言ってくださっているんですけど、私はカマキリと言われても嬉しいので大丈夫です。ファンの方に知ってもらえるきっかけになったので。それに、バナナマンさんだからこそ、笑いにしてもらえているので。
――スタジオ中が腹抱えて笑ってましたね。
黒見明香 あそこまでの笑いが起きた収録は、少なくとも私にとっては初めてでした。
――ファンの人でもはや知らない人はいないくらい定着しましたよね。
黒見明香 (秋元)真夏さんの卒コンでは、ご本人から「黒見にカマキリをやってほしい」とオファーがあって、それで真夏さんの背後からカマキリの姿をした私がこっそり見ている映像と、実際ステージにもその格好で立ちました。ファンの方からオンラインミート&グリート(個別トーク会)で聞いたんですけど、配信のチャットには私が登場したら、「カマキリ!カマキリ!」というコメントが結構あったみたいです。リピート配信でも、「カマキリ待ち」みたいなコメントもあったらしくて。
――カマキリひとつから新しい言葉が誕生したんですね。
黒見明香 でも、こんなに注目を浴びたことはなかったので嬉しいです。去年の11月くらいからその予兆はあって。『プロ野球スピリッツA』というゲームのゲストに呼んでいただいたり、『工事中』の「内輪ウケものまね大賞」で林(瑠奈)ちゃんが私のものまねをしてくれたりしていて。自分の個性とお仕事が結びつくようになって、さらにファンの方に面白いと言っていただけるような流れができました。
――完全に運気が上向きですよね。占いとか行きます?
黒見明香 行かないですけど、美容室の方が占いを少しかじっている方で。「(去年の)年末からめっちゃ上がる。今年4月以降はもっと上がるよ」って言われたんです。その通りになれば、ファンの方に恩返しができるんじゃないかと思っています。
――卒コンでのカマキリは晴れ姿だったのかもしれませんね。
黒見明香 大丈夫かなっていう不安もありました。真夏さんから、「絶対みんご(黒見)にはカマキリをやってほしいから、笑わずにやり切って」と何度も念を押されて。頑張ろうと思って、笑わずに耐えました。
――あの姿でしばらく待機ですか?
黒見明香 そうです。『魚たちのLOVE SONG』で歌うメンバーがかわいい着ぐるみを着て登場するという演出だったんですけど、袖で(山下)美月さんとかが前に出て行くのを見送って、「私は笑わないぞ」と思いながら待っていて。一瞬カーテンが開くのでファンの方が見えて、わーって盛り上がっているわけです。私が出て行って、シーンってならないかなと不安で仕方なくて。いざ出て行ったら、私の被り物ってスポンジが中に入っているから、音が何も聞こえないんです。「シーンとしちゃった……」と落ち込んだんですけど、ファンの方はミート&グリートで「面白かったよ!」と褒めてくれて、ひと安心しました。
――卒コン独特の空気がありますから難しいですよね。
黒見明香 そうなんです。設楽(統)さんから、「振りのVがなくて、いきなり出てきたほうが面白かったな。今度一緒に考えよう」って言っていただいて。さらに「『工事中』でカマキリ回を作りたい」とスタッフさんに言ってくださってるらしく。もしかしたらそういう展開が待っているかもしれません。
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取材・文/犬飼華
黒見明香=くろみ・はるか|2004年1月19日生まれ、東京都出身。大のスポーツ好きで、乃木坂野球部の一員としてシュアな打撃とストライク投球を披露した名プレイヤー・クロミティ。今年は投げるボールに磨きをかけ、プロ野球の舞台で始球式をすることを目論見に入れている。愛称は「くろみん」「みんご」「クロミハルカマキリ」。
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