2023-03-28 06:00

もうすぐ新体制1年のりんご娘、目標に向けて「小さいことからコツコツと」

もうすぐ現体制1年を迎える、りんご娘のピンクレディ、スターキングデリシャス、はつ恋ぐりん、金星に話を聞いた
もうすぐ現体制1年を迎える、りんご娘のピンクレディ、スターキングデリシャス、はつ恋ぐりん、金星に話を聞いた

青森県弘前市を拠点に活動するダンス&ボーカルユニット・りんご娘からとき、王林、ジョナゴールド、彩香が卒業し、現体制になって4月で1年を迎える。

そこで、現メンバーのピンクレディ、スターキングデリシャス、はつ恋ぐりん、金星が1年間を振り返りつつ、今後についても語ってくれた。

――新体制のりんご娘になってもうすぐ1年ですが、1年間活動した今の心境をお聞かせいただけますか?

金星:4月に始めた時は正直、右も左も分からずに、頂く仕事を頑張って4人で乗り越えていくっていう。正直いっぱいいっぱいではあったんですけど、やっと最近はちょっと状況も把握しつつの活動ができるようになってきました。今年は2年目に入るっていうことで、’22年に学んだことを生かしつつ、もっと新しいことにもチャレンジしていけたらいいなって思います。

――この1年間で印象的だった出来事ってありますか?

ピンクレディ:りんご娘って、世代交代というかメンバーが変わっていくときに、前のメンバーが好きだったっていうファンの方は最初、見向きもしてくれなかったんです。「前のりんご娘じゃないと嫌だ」っていう人の方がやっぱり多くて、受け入れてもらえなかったこともあったんですけど、そういう方が私たちのライブを見に来てくれるようになって、何かのきっかけで「今のりんご娘も良い」って、また好きになって、ファンになってくれた方がいたときがうれしくて、良かったなって思いました。

はつ恋ぐりん:8月に開催させていただいた「Apple day」っていう、りんご娘になってから初のワンマンライブがあったんですけど、たくさんの方が来てくださったんです。初めてのワンマンライブっていうのもあって、「曲をどう構成していこうか?」とか「どうやってファンの人を楽しませようか?」ということを一からスタッフさんと自分たちで考えました。ライブが終わってから、本当にたくさんの方が応援してくれるようになって、青森県内だけじゃなく県外の方も応援してくれるようにもなって、すごくありがたいなって感じますね。

――当初とは受け入れられ方が変わってきたんですね。

はつ恋ぐりん:そうですね、少しずつライブとかイベントとかを通して応援してくださる方が増えました。

――金星さんとキングさんはどうでしょう?

金星:私は、りんご娘になってから県内のイベントに呼んでいただくことが、すごく増えたなって実感しました。私たちは青森県の津軽地方っていう場所で主に活動させていただいているんですけど、こうしてりんご娘になって南部地方という県内の右側といいますか、違う地域のイベントにも呼んでいただけるようになったりして本当にありがたいです。毎週たくさんのイベントに呼んでいただけて、そういうことで各地の良さや特色を知れましたし、県外での活動も多くなって、りんご娘っていう名前やパフォーマンス、あと弘前りんごの良さや魅力を私たちの名前と一緒に、県外の方に伝えていけたなって思う1年でした。

スターキングデリシャス:イベントっていっても、ライブとかのイベントもすごく増えたなって思うんですけど、りんご娘になってから青森の警察署や税務署とかのお仕事だったり、そういうライブとは関係ないPR活動もさせていただいて。そういう活動で、青森のために何か役に立てるかなとか考えるようになりました。ニュースを見てくださった方が、りんご娘のことを知ってくださり、「見たよ!」って言ってくださる方も増えたので、ライブだけじゃなくて、そういう違う所でのお仕事も大事にしていきたいなって思いました。

――市や県の仕事があると、より地域に密着してるアイドルという感じが出て良いですよね。

一同:うれしいです!

――りんご娘はメンバーを変えながらずっと続いていますが、自分たちがりんご娘のメンバーになるって聞いたとき、プレッシャーはありましたか?

一同:ほぼプレッシャー(笑)。

スターキングデリシャス:青森県内の人はほとんど知っているくらい大きいグループというか、見たり聞いたりしてくださってるグループだったので、その一員になるっていうのは、歴代のメンバーの皆さんがすごい歴史を刻んで、ここまでつないで来てくださってるので、もっとより大きくしなきゃっていうプレッシャーとかも結構ありました。

――卒業された先輩たちの活動を近くで見てたと思いますが、その先輩たちが青森以外の場所でも活躍している姿を見て思うことってありますか?

金星:私たちは歴が浅いので、最初からできるということはもちろん思ってなかったんですけど、当時のりんご娘と同じことをお仕事でやらせていただいたときに感じたのは、「おぉ、すごいことをやってらっしゃったんだな」って、本当に身をもって感じましたね。先ほども言ったんですけど、県外に行って弘前りんごをPRする活動とかは、青森県のことを知っていたり、青森県の魅力を知らないとできないお仕事だなってあらためて感じました。だからこそ、’22年の4月からりんごのことや青森県のことを自分たちなりに勉強して、そのPR活動に向けてやってきましたし、これからもそういう機会は増えていくと思うので、今は知れてない青森のことも、まだまだ多いと思うんですよ。なので、これから経験とともに青森のことを愛していけたらいいなって思います。

――では、この1年であらためて気づいた青森の良いところを教えてください。

金星:そうですね、難しい質問でございます(笑)。

ピンクレディ:いっぱいあって…思ったのは、ありきたりかもしれないんですけど、人の温かさでしょうか。地元の方と仕事する機会がりんご娘になってから増えたんですけど、どの方と一緒にお仕事させていただいても、本当に皆さん優しいことですかね。もちろん、県外の方でも優しい方はいらっしゃるんですけど、青森県だなって思える優しさがありまして。より一層、青森県の方を好きになりました。皆さんが私たちと会ったことを将来、自慢できるようにならなきゃなって、誇れる人になりたいなって思う機会が増えました。

――卒業した先輩は、りんご娘はどこに行っても、その地域の子供みたいに扱ってくれるって言ってましたが、温かさってそんな感じですかね?

ピンクレディ:本当にそんな感じです。

――そして、目標が’25年の弘前球技場ライブでの1万人動員とのことで、実現に向けて今後どんな感じで活動していきたいですか?

はつ恋ぐりん:その目標に向けて今、私たちのYouTubeチャンネルで「産地直送日本最高!!」という番組をやらせていただいてるんですけど、その企画の中で青森県の40市町村を回って、お役立ち企画をやるっていうことをやっていて。そこの市町村の「役に立てることを私たちがさせていただきながら、さらにりんご娘を愛していただき、たくさんの方に私たちのことを知っていただけるような企画をやらせていただいてます。まずは、そういう小さなお手伝いからしていけたらいいなって思っています。

――最近だと、具体的にどんなことをされたんですか?

ピンクレディ:今はまだ数カ所なんですけど、市長さんたちにお会いして、その街のPRしてほしいことを私たちが聞いて、「これをお手伝いしてください」って。例えば、イチゴが有名なところだったら、「このイチゴをPRしてください」って言われて、それに基づいて「このこのイチゴはどういうところが特徴で、いつからいつまで採れてとか、そういう広報活動のようなことを、YouTubeやSNSを通してやっています。

――なるほど。さらに楽曲のリリースも予定しているということで、青森県外での活動も増えるのかなと思いますが、県外での活動になった際は、どんな部分をアピールしていきたいですか?

ピンクレディ:青森県って、りんごの印象が1番強いと思ってて、県外の方から見たら田舎っぽいのが青森県だと思うんです。あんまり遊びに行く場所じゃない、足を運んでもらいづらい場所だと思うんですけど、そうじゃなくて。青森県って桜とかも奇麗だし、夏もねぷた祭をやったり、秋も紅葉が奇麗だし、冬もただ雪が降ってるだけじゃなくて、雪を使ってお祭りをやったりとかして、本当に春夏秋冬でいろんなイベントがあります。りんご娘のライブを目的に遊びにきてみたけど、実際に足運ぶことで観光する場所がいっぱいあるので、そこで青森県を楽しいと思ってもらって、何回もリピートして来てもらえる場所になったらいいかなと思います。だから、そういうきっかけを作りたいですね。ライブだけが目的じゃなくて、遊びに来るようにもなってくれたらうれしいです。

――青森の魅力以外に、りんご娘さんの強みってどう思いますか?

金星:前のりんご娘はキラキラな楽曲で、ダンスがすごくてっていう、どちらかというとアーティスト寄りだったと思うんですけど、今はアイドルが好きなメンバーが多くて。全員10代の今しかないフレッシュさというか、そういうアイドルらしさ全開でいこうっていうか。そういう部分を自分たちの強みとして持っていって、これから出す楽曲も世の中にたくさんいらっしゃるアイドルファンの方々にも「すてきなアイドルだ!」って、ちゃんとアイドルとして受け入れてもらえるような、認めてもらえるようなグループになりたいなって思います。

――都内でやっているようなアイドルフェスでも、ゼヒ皆さんを見たいですね。

金星:ぜひ出演して、りんご娘っていう名前を、たくさんの方に知ってもらいたいなと思います!

――では、最後に’23年の目標や野望があれば教えていただけますか?

ピンクレディ:今年は挑戦とかもありますし、自分たちのことを知ってもらうっていう意味でも、フェスとかに出させていただく機会を予定していて。この4人でりんご娘になって4月で1年になるんですけど、青森県のみんなに認められるものとか、全国のみんなに認めてもらえるような結果を、この4人ではまだ出してなくて。だから、「この4人でこういう結果を残しました!」っていう、認めてもらえる何かをつかめるように頑張りたいです。

はつ恋ぐりん:個人の目標もあるんですけど、’25年のライブで1万人動員を達成できるかどうか分からないので、まずは1000人集めてライブしてみたりとか、少しずつではありますが、コツコツやっていきたいなと思います。あと、青森県のためにできることなら何でもやりたいですし、ライブやイベントもそうなんですけど、農業活性化アイドルとして農業のお手伝いもたくさんさせていただきたいなと思うので、小さいことから少しずつやっていきたいですね。

金星:青森県ってりんごだけじゃなく、伝統工芸品もすごく有名なんですよ。こぎん刺しっていう網目が奇麗なものとか、津軽塗りっていう漆器、あとビードロとか、伝統工芸品がたくさんあるんですよ。昔から続いてきてる伝統っていうのもあって、私たちがこれからどんどん有名にしていって、その伝統が途切れないようにするっていうのも、地域活性化っていうものに入ると思うんですね。そういうのをファンの方々に伝えていったりだとか、コラボすることによって、いろんな方の目に留まるというか。そういう伝統工芸品とのコラボだったりとかもしていきたいです。昔から続いてきたものを大事にしていくっていうのも1つのコンセプトとしてやっていけたら、すごくいいじゃないかなって思うので、多くの事にチャレンジしていきたいです。

スターキングデリシャス:’22年はりんご娘になったばっかりで、「新体制」ってずっと言われ続けたし、自分たちも「新体制のりんご娘です!」って言ってたので、’23年は「新体制」って言われなくなるようなレベルアップの仕方を本当に見つけたいなって思ってます。やっぱり「新体制」って言ってたときは、1人1人が自信ないのでみんなで支え合って進んできた感じなんですけど、2年目に入るのでもっと個人のお仕事とかもやりたいなって思いますね。

りんご娘25thシングル「桜ダイヤモンド」

3月29日(水)リリース 1,100円(税込)

1.桜ダイヤモンド 作詞作曲:多田慎也/編曲:島田尚
2.モドコモード 作詞作曲:多田慎也/編曲:島田尚
3.桜ダイヤモンド(Inst.)
4.モドコモード(Inst.)

りんご娘公式HP

【HP】http://ringomusume.com/

桜ダイヤモンド / りんご娘

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