武藤十夢、“卒業後”を伝え聞く「AKB48以上に辛い環境ってそんなにないって(笑)」
――それにしても、AKB48のコンサートとしては3年ぶりに声出しが可能になりました。
武藤十夢 自分が声援にビックリしないか不安です。2月14日から劇場公演では声出しが解禁になりますけど、それを体験しないまま卒コンを迎えるかもしれなくて。そうなると、言おうと思っていたことが飛ばないかなって思ったり。でも、すごく楽しみです。このタイミングで解禁されるってことは、“持ってる女”ということで(笑)。まあ、私がスタッフさんに「ダメですかね……?」と聞いたのもあるんですけど。結果、OKになりました。
――声援が聞こえたら、影アナから泣いちゃうんじゃないですか?
武藤十夢 あ、私、泣かないですよ(笑)。泣いたとしてもボロボロにはならないです。涙がつーってこぼれるくらい。ハッハッハ!
――自分のことではあまり泣かない?
武藤十夢 そうですね。誰かの卒コンで泣くことはあっても、生誕祭でも「ありがとー!」って楽しい感じになるので。今回も楽しく終われたらいいなって思ってはいるけど、たぶんそうならない気もしていて。
――周りは泣きますよね。
武藤十夢 周りが泣いてくれたら嬉しいですね。私だけニコニコしていても、それはそれでいいです(笑)。
――ファンの人が泣いていても?
武藤十夢 みんなの泣き顔を見て、私は笑ってます。「みんな泣いてる! ハッハッハ!」って。
――この話が前振りになるのか、どうなのか。見守りますよ。
武藤十夢 まあまあ、どうなるかはわからないですけどね。
――卒業発表をして、メンバーの反応は?
武藤十夢 ほとんどのメンバーは、私が卒業すると思ってなかったみたいです。だから、ビックリされました。発表した時に泣いていた子もいましたし。本人が一番ケロッとしてます。
――本人は卒業後の未来が見えているからそうなりますけどね。やり切ったと思っているから卒業するわけですし。
武藤十夢 はい。やり切りました。
――同期はどうでした?
武藤十夢 現役は私含めて3人しか残っていないですけど、佐々木優佳里は発表する一週間くらい前にレッスン場で捕まえて伝えたら、「え⁉ いつから考えてたの?」って言ってて。で、次の日のお話し会で大森美優に伝えたら、「え⁉ いつから考えてたの⁉」って、まったく同じ反応してて(笑)。あと、(田野)優花とか岩田(華怜)は「やっと⁉ お疲れー!」みたいな。優花は「泣けてくる」って言ってましたね。平田(梨奈)には言いそびれました。ハッハッハ! 申し訳ない! (高橋)朱里にも言いそびれちゃった。グループLINEで伝えようとは思ってたんですけど。
――卒業生に「卒業後の人生ってどんな感じ?」って聞いたことはありますか?
武藤十夢 ありますね。卒業後のルートって無限にあるじゃないですか。芸能をやる人もいれば、結婚する人もいる。でも、私と同じマインドの人には会わないです。私は卒業後もガツガツ仕事をしていたいので。一回仕事を休んでリフレッシュしてから……みたいな人が多いじゃないですか。自分がどうなっちゃうかはわからないですけど、仕事はいっぱいしていたいです。でも、みんな卒業後はスッキリした顔してますよね。仕事上、そこまで辛いことがないから。AKB48以上に辛い環境ってそんなにないというか(笑)。
――特に選抜総選挙があった時代はそうでしょうね。
武藤十夢 自分ではどうにもならないことがいっぱい降りかかってきますから、このグループは。その環境と比べると、何かが抜けたような表情になりますね。
――たかみな(高橋みなみ)さんなんかも目つきが優しくなりましたもん。
武藤十夢 この前、一緒に仕事した時は、「相変わらず仏みたいな人だな」って思いました。この間、楽屋の並びがたかみなさん、私、あんにん(入山杏奈)さんっていうことがあって。あんにんさんは違う番組だったけど、嬉しかったな。「AKB、頑張ってるじゃん!」って。
――たかみなさんはすぐ結婚しましたよね。最近だと、大場美奈さんも。
武藤十夢 メンバーに言われました、「結婚するから辞めるんですか?」って。「んなわけないだろ!」って(笑)。大丈夫です、今のところありません。
――もしあったらすぐ取材申し込みますよ。
武藤十夢 あの時の発言は何だったんですかって(笑)。
文/犬飼華
武藤十夢=むとう・とむ|1994年11月25日生まれ、東京都出身。愛称は「とむ」。
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