乃木坂46 3期生「三番目の風」で示す存在感、“1・2期生”が抜けてグループを牽引
中盤はお見立て会のミニライブを再現したリバイバル企画。1曲目はもちろん『命は美しい』で始まるのだが、センターの大園の位置には29thSGアンダーライブでこの曲のセンターを務めた向井が入り、アンダーでの経験をグループに還元する活躍を見せてくれた。続く『裸足でSummer』『ガールズルール』では、与田と山下それぞれのセンターが当時はする余裕もなかった煽りを入れてファンを盛り上げた。リバイバル企画は成長した自分たちの姿を見てもらうための挑戦でもあったと思う。
梅澤がMCで話していた“経験”が生かされていると感じた場面がある。それは2017年の真夏の全国ツアーで3期生が初めて先輩たちと歌った『設定温度』をセットリストに入れたことだ。さらに、この翌日卒業する先輩に向けての時間を作ったこともそう。本来であれば各期の色を出せる自由な空間を作れるのが期別ライブの良さなのだが、彼女たちは秋元真夏に感謝を伝えるために、選び抜いた2曲をセットリストに組み込んだのだ。秋元に憧れて乃木坂46のオーディションを受けた吉田は『別れ際、もっと好きになる』を、そして中村は『錆びたコンパス』をそれぞれがセンターに入って全身全霊を傾けて披露し、楽曲で秋元にメッセージを届けた。
終盤に入ると、阪口は『欲望のリインカーネーション』で憧れの先輩・昨年グループを卒業した樋口日奈の面影を感じさせる色気を取り入れたダンスで魅了。『僕の衝動』センターの伊藤はキメ顔クイーンとして注目されがちだが、ユニットコーナーでも聴かせてくれたように歌で勝負ができる“乃木坂の歌うまクイーン”だ。
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