名古屋発で活動するTEAM SHACHIとカミングフレーバーのタッグが実現。その名も……「シャチフレ」！ アイドルのプライドや苦悩を歌った壮大なバラードの１stシングル『I’s PRIDE』のMV撮影をレポートします！

名古屋のプライド

ついに名古屋の竜虎が合体を果たした。今の今まで接点がほとんどなかったTEAM SHACHIとカミングフレーバーが合同でシングルをリリースする。

HINANO「一緒に曲を出すなんて初めての経験なので、ワクワクしています」

HONOKA「コラボシングルは私たちにとっても初めてで、そのお相手がカミフレさんでめちゃくちゃ嬉しかったです」

MIYO「アイドルってどんなに頑張っても巻き込めない層っているんです。シャチさんとコラボすることで、愛知県全体をさらに盛り上げられると思いました」

昨年9月、コラボの予兆があった。SKE48の14周年コンサートにTEAM　SHACHIがゲスト出演したのだ。

NAO「どんな反応をされるんだろうと思っていたけど、温かくて安心しました。このコラボのことを私たちはその時点で知っていたけど、ファンの方は知らないわけですから。その日、MIYOちゃんが私の誘導係をしてくれていました(笑)」

本誌はシングルのMV撮影に独占密着を許された。正確に言えば、撮影前日の振り入れから密着をした。

振り入れはSKE48のレッスン場で行われたのだが、TEAM　SHACHIの４人は慣れないレッスン場にドギマギしている様子。それぞれのグループが互いの距離をはかっているように見えた。しかし、その日の夕方の「カミングフレーバー新春特別生配信」にTEAM SHACHIが登場し、コラボシングルの発売を発表。トークを繰り広げたことで、両陣営はかなり打ち解けたように見えた。

そして、翌日。午前中からMV撮影をするなかで、さらに距離は縮まる。会話を交わすことは至って普通のことになり、それどころか、空き時間にTEAM SHACHIのYUZUKIの膝の上にカミフレのENAが座り、かわいがられるというシーンが見られたのだ。

HONOKA「ENAちゃんはバブちゃんで、ほんとかわいい!」

NAO「妹キャラのENAちゃんがいてくれたから、距離が近くなれたのかもしれません」

完成したMVは、ひとつのグループではないかと錯覚するほどの一体感があった。それは縮まった距離感もさることながら、アイドルの矜持をテーマにした歌詞の世界をともに理解したからだ。

NAO「当たり前にアイドルをやって来たけど、アイドルとは何だろうって改めて考えるきっかけになりました」

HONOKA「いろんな試練を乗り越えた先に夢があるんだよなって思いました」

HINANO「今年の目標は、人の心を動かすことです。この曲を届けることで誰かの助けになりたいです」

MIYO「アイドルには覚悟が必要なんだなって思いました。悩んでも辞めなかったのは、ステージに立つことが好きで、ファンの皆さんのことが好きだから。アイドルを続ける覚悟がなければ、今の私はいませんから」

名古屋でアイドルをするということ。これもまた両者に共通している点だ。

NAO「私たちは自己紹介で“from nagoya”と言っていて、名古屋から元気を届けることを意識して活動してきました。いろんな地方の方に名古屋へ来ていただいて、魅力が伝わればいいなと思っています」

MIYO「名古屋の魅力を知っていただくためにも、このコラボを続けていきたいです。名古屋のアイドルを推すと楽しいことがありますよ(笑)」

――インタビューの続き、アザーカットは発売中の「BUBKA4月号」で！

取材・文／犬飼華

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