乃木坂46秋元真夏、バスラ&卒コンを語る「“全部の期”がそろう最後のバースデーライブ」
2月21日(火)に発売された乃木坂46・秋元真夏“卒業記念”写真集「振り返れば、乃木坂」(幻冬舎)。すでに発売を前に重版も決定し、先行カットが公開されるたびに多くの反響が寄せられてきた。今回、BUBKA WEBのインタビューに応じてくれた秋元が、これまでを振り返りつつ、卒業コンサート、さらに今後の活動について語ってくれた。
――今回、写真集の撮影に入る直前くらいのタイミングで、メンバーの皆さんに卒業のご報告をされたとSHOWROOMなどでお話しされていましたが、その時の皆さんの様子はいかがでしたか?
秋元真夏:私がしゃべった言葉でここまで空気が重くなるのは見たことないぐらいの空気感というか、みんなちょっとうつむく感じではありました。私は「(卒業することを)ずっと言えない…まだ言えない…でももうちょっとしたら言える」って心の中にためていたものを出して、気持ちが軽くなったんですけど、メンバーのみんなはそれを背負って、「ここからどうしよう」とか、「先輩がいなくなるから頑張んなきゃいけない」ってたぶん思ってくれた子もいると思うので、ちょっと結構ずしっとした空気感でした(笑)。
――振り返るにはあまりにも時間が足りないとは思いますが、これまでの活動の中で、印象的な出来事・思い出、何か教えていただけますか?
秋元真夏:2回目の東京ドームのライブですかね(※2021年開催)。1回目に東京ドームでライブ(※2017年開催)を行った時は、東京ドームに見合う力がまだ全然ついてないけど、大きなステージを用意してもらったからそこで頑張ってみよう…っていう“大挑戦”だったので、やっぱり終わった時の感想も、本当に大挑戦すぎて私たちがその会場の空気に負けちゃって、ちょっと圧倒されちゃったっていうのがありました。「東京ドームってやっぱりすごいんだ」っていうのを思い知らされた場だったんですけど、その4年後に東京ドームでもう一度やらせていただく時は、メンバーも変わって、新しい後輩もたくさん入ってきている状態で迎えた東京ドームでした。昔からいる私たちは、前回の反省をしっかり生かして、今回、大成功にしないと次がないかもしれないとか、もう一個大きな会場に行けないかもしれないっていうプレッシャーを抱えた状態で。その当時を経験してない子もその空気感をみんなが感じ取ってくれて、一丸となって東京ドームのライブに臨みました。私の感想では大成功なんじゃないかなって言える最高のライブになりました。そこでメンバーが一節ずつつないで歌った「きっかけ」を、また「NHK紅白歌合戦」で歌わせていただくきっかけになったり、乃木坂46の大きな転機になったのかなっていうのですごく覚えています。
――グループの転機としては東京ドームもそうですし、秋元さん自身の転機といえば、2代目キャプテンに就任したことも大きかったと思います。改めて、その時の心境としてはいかがでしたか?
秋元真夏:「私、そんな引っ張るタイプじゃないのでできません」って言いそうになるぐらい自信がなかったんですけど。でもやってほしいって言われること自体は、何か理由があってきっと言ってくれていることだから、すごくうれしいなと思って。期待されているなら、その期待を超えられるぐらい頑張らなきゃ、ちゃんとやらなきゃという気持ちになりました。
――ちなみにですけど、キャプテンとしての自身を採点するとしたら何点くらいになりますか?
秋元真夏:100点満点だったら…100点にするために私に足りない部分を(副キャプテンの)梅澤美波がプラスしてくれている感じがすごくするので、二人合わせて100点ということで(笑)。
――秋元さんが思うキャプテンに必要なものって何かありますか?
秋元真夏:私がこの3年ちょっとで気付いたのは、人のいいところを見つけること。普通に生きてても、やっぱり欠点に目がいったりしますよね。あの子のここが気になるとか、ここ直してほしいとか、そういうところに目がいきがちなんですけど、そこに目を向けても、いい方向に広がることは絶対ないなって、私はこの3年で気付いて。どうせ何かを探すんだったら、一人ずつのいいところを言えるようにしていって、そのポイントを本人に伝えてあげる。もし本人が気付いてないポイントだったら、「私はこれが強みなんだ」って思って自信につながるかもしれないので、いいところを見つけることを心掛けてました。
――そしてもうじき(※取材時点で)「乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE」が開催されます。期別ライブも含めて5日間という日程、そして最終日が「秋元真夏 卒業コンサート」ということで、どんなライブにしたいとかありますか?
秋元真夏:11周年のライブ、2月22日は、全員でステージに上がって、1期生から5期生までの“全部の期”がそろう最後のバースデーライブになるので…って考えると、何年か後に後輩たちが振り返った時に、またここも大事な転機になるのかもしれない。だから、しっかり後輩たちも輝けるライブにしたいなっていうふうに思います。2月26日の最後は、本当に…今、不安しかないんですけど(笑)、11年もやってきたはずなのに…。私は結構2列目にいることが多くて、前にいるメンバーの背中を見ながらステージに立つというのが当たり前になっていて、前に人がいない状態で、一番近くでお客さんの前に立つというのは、まだ想像できないのと自信がないんですけど。でもそこに立ってきてくれた子たち…同期も後輩もたくさんいるので、その子たちの背負ってきた景色を最後にしっかり目に焼き付けて卒業したいと思います。
――卒業後も芸能活動は続けていかれるそうですが、何かやりたいことなどありますか?
秋元真夏:お仕事は…料理が好きで、この写真集にも載っているんですけど、“国民の嫁”というキャッチフレーズを自分で付けて乃木坂46時代ずっと使っているので、それに関しては特に変わらず、国民の嫁は引き続き続けてそういうお仕事ができたらなって思います(笑)。プライベートだと、意外と乃木坂46にいても、行ってない県がたくさんあるので、そういう地域へ旅行にたくさん行きたいなと思います。
――“国民の嫁”が、“一人の嫁”になる日も来るのでしょうか?
秋元真夏:あるかと…(笑)。この写真集の中でも結婚願望の話とかもしてるんですけど、いずれはお母さんになって、子供にたくさん料理を作ったりもしたいなっていう夢もあるので、いつか遠い未来に(笑)、かなえたいと思います。
――本日はお忙しいところありがとうございました!
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