深川麻衣“3年越し”の写真集発売「背伸びをしていない、等身大のままを切り取っていただけた」
乃木坂46の元メンバーで、現在は女優として映画やドラマで活躍中の深川麻衣が、2月8日に写真集「Free Mind」(幻冬舎)を発売。都内でお渡し会イベントを開催し、囲み取材に応じた。
深川は「『4泊5日の旅』をテーマに、写真集なんですけど、石垣島と竹富島の良さもギュッと詰まった半分ガイドブックみたいな要素もあって。あと、この中で着ている衣装も、実際に大きなキャリーケースに入るくらいの(絞った)着数というのにもこだわって、スタイリストさんと相談しながら、所々同じ靴を履き回していたり、“旅行感”というものにすごくこだわって撮影しました」と、まずは作品全体の印象を明かした。
今回のロケ地は沖縄・石垣島と竹富島。この場所を選んだ理由について「私のファースト写真集が、金沢で撮影をさせていただいたんですけど、その時期がまだ肌寒くて、今回せっかく写真集を出させていただくなら、少し雰囲気を変えて皆さんに楽しんでいただきたいと思ったので、次は暖かい場所がいいかなと考えました。石垣島も竹富島も旅行で一度行ったことがあって、すごく時間がゆっくり流れていて、とてもすてきな、大好きな場所だったので、ぜひそこで撮影をしたいと思って決めました」と、その理由を説明。
元々、およそ3年前、“コロナ禍”前に撮影・出版する予定だったが、このようなご時世もあり、そこから延期となっていた。「企画自体が3年前に立ち上がったんですけど、撮影の時期が決まった段階くらいでコロナ禍になってしまい、見通しが立たず延期になっていました。せっかく撮影に行くんだったら、撮影先の方にも迷惑をかけない状況で撮影をしたいと思っていたので、落ち着いてきた頃に再びスタッフさんが集合しまして、企画を練り直したり、打ち合わせをしたり。やっと3年越しに形になったすごく思い入れのある写真集です」と、しみじみこの間を振り返った。
その間、年齢も重ね、心境的にも変化があったという。「1st写真集出したのが、25~26歳くらいの時だったんですけど、今30代を迎えて、今の自分の、本当に背伸びをしていない、等身大のままを切り取っていただけたというのはすごくうれしかったですし、なかなか写真集って出せるものではないと思っているので、自分にとっては、これが最後になるかなくらいの気持ちで撮影をしました」と、作品に込めた思いを打ち明けた。
そしてお気に入りカットには2点を提示。「イルカに、ほっぺにキスしてもらっている(笑)、これがすごくうれしかったです。その瞬間のカットがすごく気に入っています。あともう一つは、おいしいものがたくさんあって、その中で『とうふの比嘉』というお店がありまして、“ゆし豆腐”が名物のお店で、地元の方とか観光客の方でにぎわっているんですけど、そこでご飯を食べている時の表情です。出来上がった写真を見ていて、『食べている時にこんな顔しているんだ』と(笑)。われながら本当に幸せなそうな顔をしてご飯を食べているなと思って。今回、あまり普段自分で見たことがない…30年近く生きてきて、初めて見る顔もいっぱい切り取っていただいたので、それがすごく新鮮でして」と、印象的なカットを披露していた。
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