2022-12-31 12:01

乃木坂46齋藤飛鳥、“アイドル”として最後の「NHK紅白歌合戦」へ

乃木坂46秋元真夏&齋藤飛鳥
乃木坂46秋元真夏&齋藤飛鳥
撮影/山田涼香(2016年) ⒸByakuya Shobo Co.,Ltd 2022

齋藤飛鳥の乃木坂46卒業が目前に迫った。来年開催予定の卒業コンサートを除けば、今夜のNHK紅白歌合戦がアイドルとしての最後の姿となり、メンバーたちにとっては同じ舞台でパフォーマンスができる最後の時間となる。1期生の彼女はグループ結成から今日までの11年間で選抜センターのほか、アンダーとしての活動歴も持つ乃木坂46の全てを知り尽くした唯一のメンバーだ。齋藤の卒業後は秋元真夏が最後の1期生となるが、秋元は1st~3rdシングルまでを学業で活動休止しており、またアンダーとしての活動歴がないため、齋藤の卒業は乃木坂46の歴史に大きな意味をもたらすことは確かである。

秋元が活動を再開させ、齋藤が選抜とアンダーとの行き来を繰り返していた初期の時代、二人が同時に選抜に入ったときには齋藤は秋元よりも後列に位置することが多かった。そこから徐々に齋藤がポジションを前列に構え始め、二人が同列で並ぶこともあったが、18枚目シングル「逃げ水」以降は28枚目シングル「君に叱られた」まで、今度は秋元が齋藤よりも後列に位置するようになった。表題曲では一度もシンメトリーになったこともなければ、隣同士になったのは『バレッタ』『Actually…』の2曲のみ。共通点が見つからないどころか、性格は真逆でまわりから見れば似ても似つかない二人だ。

しかし、齋藤のことを誰よりも理解しているのは間違いなく秋元だと言えるだろう。先日放送された「乃木坂工事中」の中で、メンバー一人一人に独自の表現でメッセージを送る齋藤に、「ディスってることもあるし、訳の分からないこともあったけど、私はこの子が何を言いたいのか全部分かっちゃって」と、涙ながらに齋藤に寄り添ってコメントしていた秋元が印象的だった。

25枚目シングル『しあわせの保護色』から2代目キャプテンを務めることになった秋元は、自身がグループに対して何をするべきなのか、その役割をしっかりと理解していた。どうすればまわりのメンバーを輝かせることができるのか、時に嫌われ役になることも選択肢に入れてまで裏方に徹するようになったのだ。日頃から常に目配りをし、まずは自分の心をオープンにして寄り添いやすい環境を作った彼女は、相手の感情を共有して一緒になって涙を流すことが多かった。先ほど記した「乃木坂工事中」でのシーンがまさにそれに値する。

明日からは秋元が誰よりもグループの変化を目の当たりにしてきた唯一のメンバーになる。乃木坂46のメンバー相関図に、齋藤と秋元を結ぶ線が今日を最後に見ることができなくなるのが本当に寂しい。ただ、この数週間で齋藤とのツーショット写真をSNSに載せるメンバーが多く見受けられ、ここにきて分かった新たな関係性を示す線を発見できたのはうれしい。今後同じような関係が後輩の間で生まれていくことを願うと共に、「齋藤飛鳥と秋元真夏」似ても似つかない二人ではあるけれど、言葉では表せない線で結ばれたすてきな11年間が存在したことを、ファンの間でいつまでも語り継いでもらいたい。

皆さんは「齋藤飛鳥と秋元真夏」二人を結んだ線にどんな関係性を書き込むだろうか? 私は「家族のようなもの」と書こうと思う。姉が飛鳥で、妹が真夏だ。

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