乃木坂46久保史緒里さんが持つ“透明な色”で地元とグループを盛り上げる

“旅しおり”シリーズに出演する乃木坂46・久保史緒里
ⒸByakuya Shobo Co.,Ltd 2022

今年もあと数日で終わりを迎えようとしていた12月21日に、『乃木坂46 久保史緒里の宮城・仙台 旅しおり』(以下:旅しおり)2022年ダイジェスト秋がYouTubeで公開されました。このダイジェスト映像で紹介されている新たな旅が、来年1月から3月にかけて順次公開される予定だそうです。仙台銘菓「萩の月」で有名な菓匠三全が企画しているこのWeb動画には、宮城県出身の乃木坂46久保史緒里さんが旅人として起用されており、県内の観光名所を巡りながら宮城県と菓匠三全の魅力を発信していくシリーズ作品になっています。

2017年8月1日にスタートした旅しおり。当時まだ乃木坂46に加入して1年もたっていない久保さんでしたが、動画内で見せる凛とした姿と透き通ったオーラが相まって、多くの視聴者に高評価を得てきました。私は今でも過去の作品を見返すことがあるのですが、グループに加入して間もないにもかかわらず、そこで体験したことを感じたままにリポートできる当時から完成されている彼女を見て、驚きを隠せませんでした。

皆さんにも企画がスタートした5年前の動画を改めて見てもらいたいのですが、旅しおりの中でリポートをする久保さんのコメント力に、5年前と現在であまり大きな変化がないことが分かると思います。悪い意味で言っているわけではなく、それは彼女が元々持っている繊細な感覚がグループに加入した当初から才能として開花した証拠なのです。繊細で透明感のある言葉一つ一つが視聴者の心を癒やし、それが旅しおりを違う角度から見る楽しみ方なのだと思いました。

「変わらないものもあれば、変わっていくものも」

飾りすぎない衣装が自然豊かな街並みに溶け込んで、悪天候の日でさえも、彼女が傘を差すだけで東北の空を味方につけたようなすてきな景色が広がります。久保さんが持っている透明感は、どんな色にも染まることができる輝きなのだと感じました。幼かった顔が大人の顔へと成長していく過程にも気付くはずです。よく聴き比べてみると、声質が段々と落ち着いてきているのも分かります。宮城県の魅力を感じながら、私たちは彼女自身のうれしい変化にも気付くことでしょう。

コロナ禍になり、旅しおりの撮影で宮城県に行くことが難しかった年がありました。その時は今までの未公開映像をつなぎ合わせた動画が公開されたほか、「スタジオ篇」と題して旅しおりの過去映像を見ながら、ゲストを迎えて思い出トークをする企画でカバーしました。1期生・和田まあやさんとは萩の月の食べ方で盛り上がり、同期の3期生・向井葉月さんとは久保さんの始球式に向けて汗だくになりながら一緒に投球練習をしたエピソードが明かされるなど、本来の動画とは違う内容ではあるものの、ここでしか聞けないエピソードトークが満載です。

真夏の全国ツアーが宮城県の会場で開催された2018年。開催日に合わせてJR仙台駅が乃木坂46一色になりました。駅構内にメンバーの大型フラッグが掲出され、飲食店やお土産コーナーでは購入特典の配布やプレゼントが当たるキャンペーンを実施。久保さんの写真がプリントされた特別パッケージの萩の月も販売されるなど大いに盛り上がりました。その後も、真夏の全国ツアーで宮城県が会場の一つに組まれると、2021年・2022年にも同様のイベントが開催されました。このようなイベントを実施してくださるのは、間違いなく久保さんが地元宮城に貢献してきた成果だと思います。

旅しおりのBGMで流れるピアノの音色が心地よく、それ以上に彼女がここで見せる笑顔が視聴者にとって何よりの癒やしになっています。久保さんが持っている“透明な色”は、この先もずっと変わらないでいてほしいです。

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