SKE48須田亜香里「温かく優しく育ててくださって本当にありがとうございました!」笑顔で“最後の公演”終了
11月1日、SKE48の須田亜香里が、SKE48劇場で劇場公演最後となるTeam E「SKEフェスティバル」公演に出演した。
須田は、2009年11月にSKE48第3期オーディションに合格し、2010年2月には、チームSへ昇格。2010年にはSKE48 4thシングル「1!2!3!4! ヨロシク!」でシングル初選抜入りを果たし、SKE48 26枚目シングル 「ソーユートコあるよね?」では、センターを務めるなど、現在まで表題曲選抜メンバーとして活躍してきた。また、自己啓発本の出版や写真集の発売、テレビやラジオのレギュラーなど多方面で活躍しており、今年9月24日には日本ガイシホールにて“須田亜香里卒業コンサート~君だけが瞳の中のセンター~”を開催。この日は、アイドル人生の締めくくりになる本拠地での“最後の公演”が行われた。
須田のサイリウムカラーである赤色に会場が染まる中、「SKEフェスティバル」公演は「重力シンパシー」でスタート。
「キミが思ってるより…」「ほっぺ、ツネル」「SKEフェスティバル」と続けてパフォーマンス後、自己紹介へ。
須田が大好きでたまらないメンバーの集まりである“須田会”のメンバーである浅井裕華は、須田への愛を話し「好きになって9年なんです。本当に寂しい気持ちと卒業公演に出られてうれしい気持ちとで感情がやばいんですけど、最後のステージは大好きな気持ちを9年分伝えていきたいです」と話す。
副リーダーを務める福士奈央は加入前に握手会に通っていたことを告白し「まんまと(握手に)つられたけど、リーダーと副リーダーという関係で恥ずかしくて言えなかった」というエピソードを披露。須田は「ぬいぐるみに衣装着せてる系女子だったよね」と福士のファン時代を覚えていることを話し、ステージにいたメンバーは須田の記憶力の良さに感心した。
須田の自己紹介になると客席のファンがおそろいのウチワを持っているのを目にして「みんなおそろいのウチワ持ってるの? ホントにうれしい。ありがとうございます」と笑顔に。
「13年前の今日11月1日は、SKE48のオーディションに合格した日でした。今日(名古屋は)雨だったんですが、13年前も雨だったんです」と懐かしみ、「思い出が今日ついててくれてるなと心強く思いました。最後まで楽しんでいきましょう!」と元気に呼び掛けた。
浅井と同じく須田会のメンバーである井田玲音名は「今日はポジションが近くて横で踊ることが多いんです」と喜び、「隣から支えられるようなパフォーマンスをしていきたいと思います」と須田への愛を伝え、和やかに公演は進んでいく。
ユニットブロックで須田は「1994年の雷鳴」をスタンドマイクで披露し、かっこいい姿でファンを魅了する。
本編最後の楽曲「キンモクセイ」の披露前にはけがで一部出演となったSKE48キャプテンの斉藤真木子が登場し、涙ながらに思い出を語る。須田は楽曲披露中、涙を浮かべながら本編を終え、アンコールでは事前に録音されたファンの方からの「あかりん」コールと大きな拍手が会場中に響きわたる。
「恋のお縄」「美しい狩り」の披露後、2分間MCでは須田の大ファンを公言する研究生の篠原京香が登場。10月25日に開催された須田亜香里卒業公演の第一弾であった「制服の芽」公演での出来事を振り返り、須田への感謝を語る。
「未来が目にしみる」まで公演曲16曲を披露後、Wアンコールでは須田が初センターを務めた「ソーユートコあるよね?」に続き、Team Eの楽曲「オレトク」を全員で披露。
MCを挟み、センターステージが開くとファンから送られたピンク色の花冠を付けたドレス姿の須田が登場し、卒業ソロ曲「私の歩き方」を心を込めて歌う。
卒業セレモニーでは、斉藤から加入当時のエピソードやプライベートでの話など、13年間の思い出を振り返る感動的な手紙が送られた。
最後のあいさつで須田は、Team E のメンバーやファンへの感謝の気持ちを述べ、メンバーには円陣に込めた意味を伝えて、スタッフと協力して「これからもより良いSKE48を作っていこうという意識を持ってほしいです」と激励。
スピーチの最後には、須田の後任となる次のリーダーが8期生の佐藤佳穂となることが発表された。須田は「私の中でさとかほ(佐藤)はいつもファンの方のことを想って動いてるところが好きで、プロとしての姿勢も尊敬してました。Team E のリーダーにピッタリだと思うので、これからよろしくお願いします」と伝える。佐藤は「限界の先の景色、想像してなかったところを攻められるチームになれるように自由にやっていきたいと思います」と意気込んだ。
須田は最後に「これからもSKE48のメンバー、これから関わってくれる全ての方が笑顔になってくれることを願っています」と「桜の花びらたち」で劇場公演を締めくくり、ファンに向けて「温かく優しく育ててくださって本当にありがとうございました!」と充実した笑顔でステージを後にした。