乃木坂46阪口珠美「これからのライブにはまあやさんがいないんだ」30th SGアンダーライブを振り返る
目は口ほどに物を言う。真摯に、ただまっすぐに活動に向き合う彼女の瞳には、いま何が映っているのだろうか。その答えを見つけるために、阪口珠美にピントを合わせたい。
信じる美学
――30th SGアンダーライブを通して、4期生の成長を感じましたか?
阪口珠美 感じました。4期生のアンダーメンバーは「見せない努力」をしている子が多くて。できてないところは自分で修正してくるんです。私たちも「見せない努力」をしてきた先輩たちの背中を見てきたので、アンダラを引き継いでくれるような子たちと接して、私も「頑張らなきゃ」と思いました。
――距離も縮まったと思います。
阪口珠美 自分でもビックリするくらい壁がなくなって、楽屋でも同期のように話ができるようになったんです。特に(佐藤)璃果ちゃんと松尾(美佑)ちゃんとはよく話します。2人が「今日もかわいいですね~」と言ってくれるので、私はテンション爆上がりです(笑)。
――『口約束』を、JK姿の璃果さん、松尾さん、矢久保美緒さんをバックに、阪口さん、吉田綾乃クリスティーさん、中村麗乃さん(大阪は向井葉月)で歌いました。
阪口珠美 ファンの方からの反響が一番多かった気がします。本家の女子校カルテットを参考に、ちょっとお姉さんっぽく歌ってみました。私のパートだった若月(佑美)さんの品の良さを意識しながら。
――少し前に、インスタで阪口さんと梅澤美波さん、山下美月さんの3ショットを載せたら、若月さんが反応してくれたことがありました。
阪口珠美 ずっと温かく見守ってくださってうれしいです。いまでも若月さんの写真集を「キレイだなぁ」と思いながら見返してます。
――プレイバックファクトリーのコーナーで『空気感』を選びましたが、3期生オーディションの時に流れていた思い出の曲なんですね。当時はどんな気持ちで聴いていたんですか?
阪口珠美 自分が受かるなんて思っていなかったので、「乃木坂46の曲を聴けてうれしいな」と思ってました(笑)。
――3期生の最終審査は平和でよかったなと思って。全員合格だったじゃないですか。
阪口珠美 確かにそうですね。「絶対落ちる」と思っていたのでビックリしました。発表された瞬間のメンバーの顔が面白いんですよ(笑)。
――30th SGアンダーライブを終えて、達成感はありましたか?
阪口珠美 ずーっとアンダラのことだけを考えていたので達成感はすごかったけど、「これからのライブにはまあやさんがいないんだ」という寂しさもありました。ライブが始まる前は「まあやさんがいるから大丈夫」という気持ちだったけど、ライブが始まってからは「まあやさんがいなくなっても大丈夫ですよ」と言えるくらい強くなろうとステージに立っていたんです。
――阪口さんにとって、和田さんはどんな存在ですか?
阪口珠美 嫌なところがまったくない、仏様みたいな存在です。何度も助けられました。26thシングルでアンダーセンターに立たせてもらった時は、毎公演終わったら泣いていたんです。そんな時、ひなちまさん(樋口日奈)や(北野)日奈子さんは話を聞いてくれて、まあやさんは「なんで泣いてるの~。珠ちゃん見て見て」と笑わせてくれるんです。
取材・文/大貫真之介
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阪口珠美=さかぐち・たまみ|2001年11月10日生まれ、東京都出身。情に厚く、陰で努力をしながら背中で語る、乃木坂46のたまくら健。加入から6年が経った今も、幸福の紫色のハンカチを目印にして、なお足を止めずに進み続ける。愛称は「たまちゃん」。
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