2022-09-26 00:00

=LOVE齊藤なぎさが卒業発表「私の全ての青春」今後は新たな夢…女優業へ邁進

「=LOVE 5th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」より
「=LOVE 5th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」より

指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ=LOVE(イコールラブ)。2017年9月にシングル「=LOVE」でメジャーデビューし、今年の9月で5周年を迎えるが、本日5周年を記念した=LOVE史上最大規模となる「=LOVE 5th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」 が国立代々木競技場 第一体育館にて開催された。

当公演では、新型コロナ感染予防対策を徹底の上、「昼の部」「夜の部」の2公演、2万人を動員。

ステージ上に設置されたLEDモニターでは、当コンサートのために特別に制作されたCG演出やメンバーのスペシャルな歌唱・オフショット映像を取り入れ、パフォーマンスとリンクして放映するなど、大会場を生かした5周年ならではの盛りだくさんな演出と、全編を通し展開のある構成で会場を大いに盛り上げた。

<昼の部>ライブレポート

カラフルなペンライトが会場を埋め尽くす中、ライブスタートを告げる「Overture」が流れると会場は大きな拍手に包まれた。1曲目は9/28(水)に発売される12thシングル「Be Selfish」を早くも初披露。“自分を大切にワガママに”をコンセプトに、アクティブでパワフルな女性をテーマにした当曲は初の海外(韓国)撮影を敢行しMusic Videoが現在450万回再生を超えるなど話題沸騰中だ。ブルーのデニム衣装で登場したメンバーは、軽快なダンスと共に新曲を披露し、1曲目から会場のボルテージは最高潮に達した。

続いてセンターステージに移動し、スモーク演出の中「CAMEO」、お姫様になりたい願望を綴った、音嶋莉沙がセンターを務めるポップでキュートな「お姫様にしてよ!」を披露。

「Want you ! Want you !」では、本ステージ、花道、センターステージの他、=LOVEのコンサートでは定番となりつつあるが、トロッコに乗ったメンバーが会場内を移動しながら、会場を最大限活用したパフォーマンスでオーディエンスを魅了した。

ダンスのビートに合わせて、他メンバーを紹介する斬新なメンバー紹介コーナーでは、会場のペンライトがメンバーカラーに七変化し、エンターテインメント性の高い=LOVEを存分にアピールした。

その後、カラフルなワンピース衣装で登場した大谷映美里、齊藤なぎさがユニット曲「わたし、魔法使い」をキュートなダンスとと共に初披露。“日々頑張り続ける自分への、キュートでガーリーな応援ソング”で会場にハートフルな雰囲気を作り出した。

さらに、会場が緑のペンライト一色に染まる中、諸橋沙夏がソロ曲「My Voice Is For You」を熱唱、大場花菜、音嶋莉沙、齋藤樹愛羅、瀧脇笙古、山本杏奈は、会場をトロッコで移動しながら友情ソングの「ズッ友案件」を披露し、客席との距離を一気に縮め、齊藤なぎさはラブリーなソロ曲「現役アイドルちゅ~」を着ぐるみのダンサーを従え、ピンクのフリフリ衣装で純度100%のアイドルをアピールした。

さらに各メンバーのオリジナリティーを象徴するユニット曲、ソロ曲のパフォーマンスが続く。佐々木舞香・野口衣織・諸橋沙夏によるユニット曲では″本気の愛を願いながらも、曖昧な関係から抜け出せない、複雑な心境を描いた大人の恋愛ソング“「知らんけど」を、センターステージで360°の客席に向けて、妖艶なパフォーマンスで魅了。ひまわりのような黄色のワンピースで登場した髙松瞳は、背景のモニターで流れる自身の過去のドキュメント映像とリンクするように、一途なラブソング「僕のヒロイン」を大切に歌い上げた。さらに野口衣織のソロ曲「拝啓 貴方様」ではダンサーを従え、薄紫のペンライトで会場が埋め尽くされる中、怪しげに演じ、

続いてシングル「Be Selfish」カップリング曲に収録される佐々木舞香の初ソロ曲となる「真夜中マーメイド」が初披露された。“大切な人を一途に想い続ける、繊細で儚い片想いソング”を、トロッコに乗って客席を移動しながら、エモーショナルな雰囲気の中伸びやかなで透明感ある歌声を響かせ、圧巻のパフォーマンスとなった。

その後は、薄紫色の新しいワンピース衣装で=LOVE全メンバーが再登場し、切ない失恋曲「ズルいよ ズルいね」、「あの子コンプレックス」を立て続けに、力強くも感傷的なパフォーマンスを披露した。

本日初となるMCでは、「人生いろいろなことがあると思いますが、これからもイコラブはみんなの支えになれたら嬉しいです」(音嶋莉沙)、「あっという間の5年間でしたが、皆さんに支えられ、ここまで成長することができました。今が一番楽しいです」(髙松瞳)と5周年を迎えたメンバーが共に喜びを噛み締めた。

さらにリーダーの山本杏奈は「少し前まで、台風の予報だったのですが、私はてるてる坊主を作りました。見事みんなの願いも叶って、今日は晴れました」と天気も味方につけた=LOVEらしい5周年コンサートを称えた。

終盤に差しかかると、大会場ならではのバンド編成でのライブパフォーマンスに移行。バンドサウンドの新アレンジで「Oh!Darling」「探せ ダイヤモンドリリー」「アイカツハッピーエンド」「夏祭り恋慕う」「青春“サブリミナル”」「=LOVE」の5曲を披露。

「Oh!Darling」でお決まりのタオル演出、「探せ ダイヤモンドリリー」では、生バンドの間奏に合わせて、各メンバーがダンスパフォーマンスをアピール、「アイカツハッピーエンド」では客席の息のあったクラップも楽器の一部となり、エンタテイメント色満載のスペシャルなステージを作り上げた。

さらに「夏祭り恋慕う」「青春“サブリミナル”」と続き、髙松瞳の叙情的なソロ歌唱からスタートした「=LOVE」では過去のメンバーオフショット写真がふんだんにLEDビジョンに散りばめられ、本日限定のプレミアム演出で会場を沸かせた。生バンドセクションでは、来場者は総立ちになり、ペンライトを振りかざしながら、思い思いに楽曲の世界に浸っている姿が非常に印象的だった。

佐々木舞香は「今日は皆さんと5周年をお祝いすることができて本当に嬉しかったです。いつもイコラブを愛してくださり本当にありがとうございます!」とのメッセージの後、ファンへの感謝と絆を綴ったイコラブからの決意表明ソング「笑顔のレシピ」をメンバーの強い意志の元、一丸となり笑顔でパフォーマンスし本編は終了した。

アンコールの拍手が冷めやらぬ中、スタジャン姿で登場したメンバーは、先日ABCテレビにて放送された、指原莉乃の描き下ろし歌詞をベースに制作された、オリジナルドラマ「もしも、この気持ちを恋と呼ぶなら…」主題歌に起用された新曲「好きって、言えなかった」 をしっとりと歌詞を噛み締めながら初披露した。そして、コンサートのエンディングに向けて、夏の定番曲となっている「ウィークエンドシトロン」、ファンとの絆を綴った「君と私の歌」をトロッコで大会場を移動しながら、パワフルにそして全力で披露した。

野口衣織は「私たち11人が出会ってから、5年の月日が経ちました。そのほとんどの時間を一緒に過ごし、みんなでたくさんのことを乗り越えてきました。このメンバーでなければ乗り越えられなかった瞬間が、たくさんあったと思います。でも今でも、笑いの耐えない毎日が送れていることが、このグループが最高のグループであることの宝物だと思っています。こんな最高のメンバーに出会えたこと、そしてそんな私たちをずっと支えてくださった皆さんに精いっぱいの感謝の気持ちをお贈りします。皆さんの居場所が、今もこれからも=LOVEでありますように」とのメンバーとファンへの精いっぱいの感謝を改めてMCで伝えた。

コンサートのラスト曲では、配信限定でのみリリースされており、2周年コンサートで初披露された「866」を披露。5周年のエンディングにふさわしい楽曲、ファンへの最大限の感謝を綴ったこの曲で本公演は幕を閉じた。

会場は5周年を心からお祝いする、来場者の鳴りやまない、温かい拍手に包まれ、<昼の部>は終了した。

なお、<夜の部>のアンコールパートでは、メンバーの「齊藤なぎさ」が=LOVEからの卒業を発表した。

突然の卒後発表で、会場は大きな驚きに包まれた。

「すごく突然になってしまいますが、私、齊藤なぎさは=LOVEを卒業します。突然の発表で驚かさせてしまってすいません。=LOVEは私の全ての青春であって、ここまで育ててくださった、あたたかくて大きな場所です。高校を卒業して来年二十歳を迎える今、この居心地の良い=LOVEにいることに対して、何度も何度も悩んだ結果、一歩外の世界に踏み出したいなと思いました。そして新しく夢を見つけました。それは演技のお仕事をさせていただくことです。ちゃんと勉強して一歩一歩進んでいくために着実に努力したいです。私を見つけてアイドルという夢を叶えてくださった指原さん、そしてどんな時でもあたたかく優しく見守ってくれたメンバーのみんな、そしてスタッフさん、そしてなにより私のことを大好きでいてくれるファンのみなさんに感謝を伝えたいです。本当にこの5年間私のことを応援してくださってありがとうございます。私のアイドル人生を最後まで見届けてください。ありがとうございました」と卒業の理由と、ファンへの感謝の想いを涙ながらに精いっぱいに伝えていた。

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