SKE48須田亜香里「達成感」大盛り上がりの卒業コンサート
SKE48の須田亜香里が、9月24日、名古屋の日本ガイシホールにて卒業コンサートを開催した。
須田亜香里は、2009年11月にSKE48 3期生としてオーディションに合格し、2010年に発売のSKE48 4thシングル『1!2!3!4! ヨロシク!』で、シングル表題曲選抜メンバーに選出。2011年の第3回選抜総選挙から毎年ランクインを続け、2018年の第10回総選挙(「AKB48 53rdシングル世界選抜総選挙」)にて自己最高となる第2位を獲得し、“握手会の女王”の異名をとるなど、ファンへの神対応が話題となった。
この日のコンサートの「君だけが瞳の中のセンター」というタイトルは、グループ加入当初ステージ端にいたのに、アイドルとしてセンターに押し上げてもらった感謝の気持ちを込めて、そして「自分だけを見てほしい」という意味も込めて、このタイトルにしたという。
須田は「始まったよー!」とおちゃめな笑顔を見せ、「SKE48」「シアターの女神」「オレトク」とSKE48らしさ全開の曲を息つく間もなく、パフォーマンス。シングル表題曲初センターとなった「ソーユートコあるよね?」まで全メンバーで会場をヒートアップさせた。
思い入れのあるユニットのコーナーでは、井上瑠夏、上村亜柚香とのキュートな「キャンディー」や、須田を慕う後輩の都築里佳、平野百菜、浅井裕華、井田玲音名とともに結成する「須田会」メンバーそろって「女の子の第六感」をパフォーマンス。
「だーすー、卒業おでとう!」と同期の卒業生松村香織がサプライズ登場。「この曲はやっぱりつーまー(松村)とやらないと卒業できない!」と二人のオリジナル曲「ここで一発」で懐かしのコンビ復活。谷真理佳も加わり、「恋よりもDream」を3人で楽しく披露した。
5歳の頃からSKE48に加入する前まで13年間続けていたクラシックバレエを「孤独なバレリーナ」でしっとりと踊ると、衣装に合わせて会場全体が純白のサイリウムで彩られた。
続いて、総選挙でランクインした時の選抜曲を2011年の「抱きしめちゃいけない」から8曲連続披露。さらに、ステージ床から跳び出るように登場し、「このジャンプやりたかったの。夢がかないました!」とSKE48シングル表題曲初選抜曲「1!2!3!4! ヨロシク!」から「パレオはエメラルド」まで8曲連続で一気に駆け抜けた。「パレオはエメラルド」では、SKE48がNHK「紅白歌合戦」に初出場したときの演出を今のメンバーでやりたいという須田の希望で、一列に並んでスカーフを使ったカノンを披露。
本編最後は「キンモクセイ」で、会場をSKE48カラーのオレンジ色に染め、アンコールでは須田の卒業ソロ曲「私の歩き方」をドレスで初披露。「前しか向かねぇ」は、練習を続けているギターを弾きながら、ロック・アーティスト気分でパフォーマンス。全35曲を披露し、須田亜香里のヒストリーと現在を詰め込んだ内容となった。
須田はこの後、本拠地SKE48劇場にて、10月25日(火)「制服の芽」公演、11月1日(火)「SKEフェスティバル」公演の2公演を開催し、11月1日に満13年のSKE48メンバーとしての経歴に幕を下ろす。卒業後も引き続き、タレントとして活動していく予定という。
須田亜香里コメント
(卒業コンサートを終えて)達成感かなと思います。卒業コンサートって誰もが開いてもらえるものではなくって、自分がSKE48入った時に、大きな卒業コンサート開いて卒業していく先輩をそういった場面をたくさん経験してきたからこそ、自分が辞めるときあんなにたくさんの方に愛していただいていることを目の当たりにして、やめることってできるだろうかっていうのは想像がつかなかったことでした。今日こうして自分がそういった場を開いていただけたことに感謝です。どの曲も出たかったから、最初から最後までずっとMC以外では出番をいただいてたんですけど、そういう体力面でも達成感があります。ありがとうございました。