南沙良、主演ドラマで戦時中の女学生に“転生” 田辺聖子氏の青春時代を追体験
女優の南沙良が、8月15日(月)夜11時から放送される「セイコグラム~転生したら戦時中の女学生だった件~」(NHK総合)で主演を務めることが分かった。
同作は「戦時中にもしSNSがあったら…」というコンセプトの下、現代の若手俳優が80年前に転生し、スマートフォンからInstagramを通じて戦時下の日本の日常を発信していくシリーズ。第1弾として2021年12月に放送された「ロッパグラム~転生したら戦時中の喜劇王だった件~」では、満島真之介が喜劇役者に転生し話題を集めた。
第2弾となる今作で主演を務める南は、映画やドラマ出演、モデル業と幅広く活動する20歳。2017年8月に公開された映画「幼な子われらに生まれ」で女優デビューし、初主演映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」(2018年公開)では、報知映画賞、ブルーリボン賞など数々の映画賞を受賞した。2022年は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)で“悲劇の姫君”大姫を熱演した他、映画「女子高生に殺されたい」に出演、5月公開の映画「沙良ちゃんの休日」では主演を務め、9月1日(木)公開の主演映画「この子は邪悪」も控えている。
そんな南が、今作では戦後を代表する作家・田辺聖子氏の青春時代を追体験する。NHKが2021年に撮影した映像には、田辺氏の自宅が解体される直前、日記が発見される様子が映されており、「十八歳の日の記録」と田辺氏自らが記した日記には、女学生だった戦時下の“リアル”が描かれていた。悪化していく戦況の中で、女学生が見た戦争について、若者たちの「日常と戦争」が、インスタ仕様の「タテ型ドラマ」として放送される。