前田敦子、睡眠時間は3.5時間「やりたいことがいっぱいあるので」
8月5日(金)に公開される映画「コンビニエンス・ストーリー」の完成披露上映会が都内の劇場で行われ、出演する成田凌、前田敦子、六角精児、それに三木聡監督が登壇した。
本作は、コンビニが入り口の“ちょっとした異世界”で出会い恋に落ちる二人の物語。ひょんなことから欲しいものがなんでも見つかるコンビニエンス・ストア「リソーマート」に迷い込むスランプ中の若手脚本家・加藤(成田凌)と、その不思議なコンビニで働く妖艶な人妻・惠子(前田敦子)を中心に物語が展開していく。
作品のテーマにちなみ、MCからは「理想の異世界はありますか?」との質問が寄せられた。成田は「好きな時に好きな体形になれる世界…家を出た後、みんながみんな好きな体形になれる。それか毎日、家を出るまで自分がどういう体形か分からないとか(笑)。自分の好きな体形になれる!『ワイルド・スピード』見た次の日はムキムキになれるとかね、気分で変えたいじゃないですか」と持論を展開。
六角は「お金のない世界! 通貨とかそういうものがそもそも存在しない世界。元々頭のすごくいい人がお金というものを作ったんだろうけど、もしそれがなかったら、経済観念自体がないじゃないですか。競争もないのか、ギャンブルもないのかどうなっているのか」と告白。成田からは「六角さんならではですね」とのツッコミも。
前田は「睡眠時間がいらないかもしれない。寝るというのも逆に体力を使いませんか? 3.5時間くらいしか寝ないですね。やりたいことがいっぱいあるんですよ、だからいらないんですね」と、独特の生活スタイルを明かしていた。
そんな3人から、劇場に訪れたファンやこれから劇場に足を運ぶファンに向けてメッセージが送られた。
六角は「不思議な世界が展開されるんですけど、皆さんの生きてらっしゃる現在の世界と少しずつすり合わせて見ていただければいいかなと思っております」。
前田は「私も見て『面白いな~』と素直に思いました。誉め言葉として“変な映画”だなと思います。でもこれが映画だよなって、うれしくなりました。皆さんそれぞれいろんな受け取り方してもらえると思います。でも意味が分からないとかではないので、絶対にそれぞれ考えて受け取ってもらえるものはあると思います。楽しんで帰ってください」。
成田は「皆さんの言ってくれた通りなんですけど、個人的に言うとずっと憧れていた三木聡監督とここに立てていることがすごくうれしくて。自分が三木さんの作品に出ていることが、見ていて不思議で不思議でしょうがないくらい感想を持ちました。内容としては『コンビニってそうだよなぁ~』『人ってそうだよなぁ~』と。そして『映画ってそれでいいんだよな』と感じられる物語です。異世界ではあるんですけど、食らっちゃう瞬間もあって、三木さんの言葉の一つ一つ、一文字一文字、全て最高だなと思っているので、ぜひ体で、せっかく映画館に来たので、異世界を楽しんでいっていただければと思います。ありがとうございます」と、詰めかけた大勢のファンにそれぞれ呼び掛けた。
映画「コンビニエンス・ストーリー」ストーリー
絶賛スランプ中の若手脚本家・加藤(成田凌)。映画の企画を持ち込んでもまったく手応えがなく、悶々と悩む日々を過ごしている。恋人の愛犬・ケルベロスのペットフード「犬人間」を買いに出掛けたはずが、ひょんなことから欲しいものがなんでも見つかるコンビニエンス・ストア「リソーマート」に迷い込む…。妖しげな人妻・惠子(前田敦子)と出会い、創作意欲が湧き始めるが…。
映画「コンビニエンス・ストーリー」作品概要
出演:成田凌、前田敦子、六角精児、片山友希、岩松了、渋川清彦、ふせえり、松浦祐也、BIGZAM、藤間爽子、小田ゆりえ、影山徹、シャラ ラジマ
監督・脚本:三木聡
企画:マーク・シリング
配給:東映ビデオ
公式HP:conveniencestory-movie.jp
公式Twitter:@cv_story_movie
8月5日(金)テアトル新宿ほか全国公開
Ⓒ2022「コンビニエンス・ストーリー」製作委員会