SKE48「アフター新公演」と「段取りダンス」
今月触れたいテーマは、「アフター新公演」である。5月28日、初日が開幕したわけだが、多くの現役メンバーが26日と27日に行われたゲネプロに足を運んでいた。あるいは、28日の配信を観たというメンバーもいたかもしれない。そこで何を感じたのかについては、SNSなどで感想を述べている……かと思って調べたら、そうでもなかった。よって、チームS以外のメンバーが「愛を君に、愛を僕に」を目撃してどんな感情を抱いているのか、ほとんど分からない。
他のチームのメンバーが新公演の影響を受けているのか、いないのか。知りたいのはそこである。
自分のチームも負けていられないと奮起するメンバーもいるだろう。「ウチはウチ」と、我関せずの構えを崩さないメンバーもいるだろう。そのあたりは今後の取材テーマのひとつにしたいが、S初日の次の日、チームKⅡ「最終ベルが鳴る」公演(北野瑠華生誕祭)を見学させてもらった。
驚いたことに、KⅡはSの影響を受けていなかった。ゲネプロを見学していたメンバーもいただろうに、大きな変化は見られなかった。
チームEはDMMで見る限り、今まで通りきっちりこなしている印象だ。
個人的に注目していたのは、6月から再開した、10期生による「We’re Growing Up」公演だ。1月を最後に開催されていなかったが、研究生から昇格を果たし、そう多くはないとはいえ、経験を積んだ10期生が再集結した―というのがこの10期生公演の意味だ。ここでKⅡ公演、E公演と違うのは、あのハードなレッスンを潜り抜けたチームSメンバーが3人(杉山歩南、石塚美月、鬼頭未来)もいるということだ。