SKE48「アフター新公演」と「段取りダンス」
猛特訓の末、新公演成功を見事に成し遂げたチームS。しかし、その大業はチーム全体に影響を及ぼすに至るのだろうか? 牧野アンナ先生によるレッスンドキュメンタリー動画から浮かび上がる彼女たちの「ダンス」の課題から、この先のパフォーマンス向上に向けた考察を行った。
チームS以外の現況
1カ月前の話だが、いまだ鮮明に記憶している。5月28日に開幕したチームS新オリジナル公演「愛を君に、愛を僕に」のことだ。
この3カ月弱、新公演のことばかり考えてきた。3月28日の表題曲のMV密着を皮切りに、レッスン密着10時間、ゲネプロ2日間、初日、全額返金保証公演など、名古屋に5回飛び、9泊した。他誌の取材も含めると、延べ33人にインタビューを実施した。全体曲11曲を振り付けた牧野アンナ先生にも1時間いただいて話をうかがった。
どんな曲がもらえるのか。どんな衣装で踊るのか。振り付けは誰になるのか。そして、レッスンを通じてメンバーの意識は変わるのか―。そんなことばかり考えていた。荒野姫楓は「公演のことが夢に出てきた」と話していた。赤堀君江は6月14日のブログで、「自分の中で新公演がデカすぎて今でも頭の中は新公演にまみれています(笑)」と書いている。新公演、それもオリジナルともなるとそれくらいのビッグイベントなのだ。
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