櫻坂46二期生全員集合ドキュメント、山﨑天「年齢を言い訳にしたくなかった」
二期生と新二期生は、ともに坂道合同オーディションを受け、合格者によるセレクション期間を一緒にすごしてきた。その期間に親睦を深めたメンバーもいたようだ。
山﨑天 ひとりで新幹線に乗ったことがないくらいガキンチョだったので、同じ大阪出身の保乃が東京までついてきてくれたことはすごく助かりました。お姉ちゃんみたいな存在で、同じグループに入ることができて心強かったです。保乃もそうだし、同期のみんなが同級生のようにフランクに接してくれたから、私も気持ちが軽くなりました。
松田里奈 綺良と夏鈴の3人でホテルに泊まったことがあるんですけど、綺良のおしゃべりが止まらなくて(笑)。圧倒されましたね。後から綺良ちゃんに「松田さん、めっちゃしゃべってましたよね」と言われたけど、「こっちのセリフだよ」と思いました(笑)。
増本綺良 本来はコミュニケーションを取ることが苦手で、沈黙が怖いから頭をフル回転して目に入るすべての情報から会話のネタを集めてしゃべり続けているんです。松田さんはその時から「敬語じゃなくていいよ」と距離を縮めようとしてくれて、話しやすかった記憶があります。セレクションの時は全員と話しました。“オーディションハイ”になって「自分は無敵だ」と思い込んでいたんです。「私、もしかしたら腕力もすごいのかも」と、井上さんと腕相撲をしたら圧勝して。じゃあ、全員を倒そうとひとりずつ勝負を挑んで全勝したという思い出があります。私にとって、腕相撲がコミュニケーションの手段だったんです。
井上梨名 綺良ちゃんとは地元が近かったので、東京からよく一緒に帰っていたんです。新幹線の駅で綺良ちゃんに「井上さん、プリクラ撮りにいきましょう」と誘われたこともあって。私はあまり新幹線に乗ったことがなかったので、「30分前にはホームにいなきゃダメじゃない?」とドキドキしていたけど、綺良ちゃんは10分くらい前に「行きましょ!」とキャリーバッグを転がしながら疾走するんです。世の中にはいろんな子がいるんだなと思いました(笑)。
増本綺良 井上さんとは配属後のことを話して「頑張ろうね」と励まし合ってました。セレクションに落ちた後、気まずくなることはわかっているけど、井上さんに「一緒に帰りましょう」と話しかけたんです。井上さんに「やるやん。頑張ってな」と強がってみたものの、惨めな気持ちになってしまい、お土産を爆食して気を紛らわせることで涙を堪えました。その時の井上さんからの「待っているからね」という言葉で前向きになることができて、研修生に挑戦しようと決めました。
関有美子 玲ちゃんが同じ九州なので、空港で待ち合わせをして一緒に東京まで行ってレッスンを受けて、一緒に帰っていたんです。だけど、玲ちゃんが新二期生として合流しても上手く話すことができませんでした。私はすごい人見知りで、期間が空いちゃうと自分の中で関係がリセットされて、何を話していいかわからなくなってしまうんです。
武元唯衣 セレクション中の演技レッスンで、玲ちゃんと姉妹役をやったことを覚えてます。
大園玲 あの頃の唯衣ちゃんは本当に赤ちゃんみたいで(笑)。めちゃくちゃ目がキレイだった印象があります。
武元唯衣 ただ、合流した時は「姉妹役」の思い出がなかったように接してしまって。私に限らず先に入った9人は人見知りで、新二期生はコミュニケーション能力が高くて緊張しないタイプが多かったと思います。同期だから敬語じゃなくて普通に話せばいいのに、私から「おはようございます!」「おつかれさまです!」と挨拶して。そうなると向こうも気を遣うじゃないですか。今でも後悔してます。
大園玲 「先輩と思ってほしくない」二期生と「経験値が違うので私たちなんて…」と恐縮していた新二期生で距離を探り合っていたんです。むしろ一期生さんのほうが話しやすかったくらいでした。
武元唯衣 今では私が言ったことで笑ってくれるのは玲ちゃんだけ(笑)。
大園玲 私が笑い上戸で、みんなが厳しいんですよ(笑)。
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取材・文/大貫真之介
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