2022-06-30 18:00

櫻坂46二期生全員集合ドキュメント、山﨑天「年齢を言い訳にしたくなかった」

「BUBKA8月号」表紙を飾る櫻坂46
「BUBKA8月号」表紙を飾る櫻坂46

森田ひかる お見立て会の振りを覚えるために先輩方が踊っている動画を送っていただいて、その映像を観た時に「なんてすごいんだ」と圧倒されました。だけど、実際に一期生さんたちの中に入ってみると、もっと大きな差を感じて。歌番組の本番前は二期生だけで練習して、その動画を見返しながら「ここはこうしたほうがいいかな」と話し合ったんです。それでも細かいニュアンスが一期生さんとは違うから、先輩方の動画や実際に踊っている姿を見て研究を重ねました。

関有美子 その時期の私は本当にダンスができなくて、しかも加入した年はまだ上京していなかったから、一期生さんどころか同期からも遅れを取っていたんです。なのに、危機感と言うよりは「みんなすごいなぁ」と思ってました。『3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE』でようやく必死になって、『欅共和国2019』(19年7月)でライブを楽しめるようになったんです。

井上梨名 「アイドルが好き」という気持ちだけで、自分が何をやりたいのかわからないままオーディションを受けたら運良く欅坂46に入ることができて。その後、ずっと夢の中にいるような感覚でした。あの頃のことはもちろん覚えてるけど、自分が思っていたことを言葉で表現することができないんです。

山﨑天 あの頃は目の前のことをこなすだけで精一杯で、ずっと何かに追われているような状態でした。考えてから動く余裕がなかったんです。「最年少だから」と年齢を言い訳にしたくなかったから、年齢制限で出ることができない歌番組があった時はいつも悔しい想いをしていました。二期生全員で振り入れしたうえで、誰がその歌番組に出るか決まるんですけど、振り入れの時に「天は時間制限があるから出ることができない」と言われてしまう。歌番組に出て先輩との差を感じる悔しさは次につながるけど、そもそもチャンスをもらえない。頑張って変わることじゃないので、やり場のない気持ちになりました。精神的にも肉体的にも未熟だったし、あの頃は「最年少でよかった」と思うことはひとつもなかったです。

藤吉夏鈴 最初の頃は、「新しい風を吹かせたい」という感情より、先輩方が作ったグループを壊さないように頑張ろうと思って。「自分を出す」気持ちはなかったです。それが変わったのが『10月のプールに飛び込んだ』でした。それまでの欅坂46とどうしても違うモノになると気がついて、初めて「今までと違うものを見せたい」という考え方になったんです。

「BUBKA8月号」表紙を飾る櫻坂46二期生14人
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