2022-06-04 10:00
乃木坂46 5期生の涙が意味するもの…“金八先生の授業”に涙腺崩壊「真ん中に立つのだけが世界じゃないから」
エンディングも武田の授業は続く。
「真ん中だけが真ん中じゃないですよ。はしっこで光り輝くことだってできるんだ! 一番はしっこだって、芸能界にはいくらでも輝いている人がいます。そういう人になってください」
またしてもぽろぽろと涙をこぼす5期生たち。スタジオは完全にゾーンに入っていた。
武田の話を聞きながら、5期生たちは何を思い出していたのだろうか。つらかったレッスンか。初めて渡された曲資料の立ち位置を知って、絶望した瞬間のことか。乃木坂46に入る前の思い出したくない体験か。それとも、乃木坂46に入ってから、自分の力ではどうにもならない体験をしたことか。
この番組は、メンバーに経験を積ませることを目的としているはず。そこで提言なのだが、今後もメンバーに何らかのアドバイスをしてくれるゲストを呼んでみてはどうだろうか。
武田のようなベテラン大物歌手もいいだろう。少年院で「命の授業」を続けるゴルゴ松本辺りもいいかもしれない。新人が新人のうちに何かをたたき込まれる。この番組でもいいし、そんな新番組を立ち上げてくれたら、毎週チャンネルを合わせるだろう。
文●堀越日出夫