<SKE48須田亜香里メモリアル>「もし私がOLだったら?」ハッピー&セクシーなあかりん登場
「媚びない須田」を
――最近はYouTubeで発信するタレントも増えましたが、須田さんはそういった活動の予定はないんですか?
須田亜香里 ないですね。一応、テレビ番組と連動して作ったチャンネルがあるけど、いつかやりたくなったときのために残してあるだけです。単に余裕がなかったり、テレビが好きっていうのもあるんですけど、こういう自分を見せたいって強い意志がないのかもしれない。
――確かに、テレビなどでは見せてない一面や企画をやりたいという強い意志がないと、なかなか続かないそうです。
須田亜香里 私はそういうところがないんですよね。しっかりやってる人たちには尊敬しかないです。いつか動画をアップしたら、なにかやりたいことが見つかったんだなって思ってほしい。あと、カメラに向かってひとりで話すのがメンタル的にキツイです。コロナ禍のおうち時間をひとりで撮ってテレビに使う企画があって、ひとりで3時間くらい撮影したら、心が削れてしまったことがあったんです。結局、人に支えられて生きてきて、誰かと一緒になにかをするのが好きなんだと思います。
――その点、ファンとのつながりが深いアイドルという仕事は天職ですね。卒業後は接する機会が減る心配はないですか?
須田亜香里 そこは、逆に狭く、濃くやらせてもらおうかなと。いまはグループに所属してるので個人的にファンイベントができないけど、卒業後はファンクラブをつくって、お互いに近況報告をするくらいの感覚で、月に1回、忙しかったら3カ月に1回はやりたいな。
――開催場所に困ったら、元SKE48の松村香織さんのイベントでおなじみの白夜書房の地下ホールはいかがでしょうか。
須田亜香里 いいですね、かおたんにノウハウを聞いておきます(笑)。応援してくれる人の顔を見るイベント、ファンのためっていうより、私がやりたいんですよ。「SKE48Mail」っていうファンの方に直接メッセージが届くサービスがあって、そこで定期的に弱音を吐いてるんですけど。あるとき、ファンの方から「あかりんはイベントや握手会がない時期に、元気がなくなるんだね」っていわれて、たしかに!って気づいたんです。握手会があると、私ってこんなに愛されてるんだって実感できる。たくさんの人が来てくれて、遠くから時間をかけて来てくれる人もいて、「みんな私のこと、めっちゃ好きじゃん!」って元気が出る。
――では握手会の復活をいちばん待ち望んでるのは、ファンではなく須田さんだと。
須田亜香里 そうです。絶対に私のほうが求めてる。もし卒業するとしても、握手会が再開してからが理想です。握手会で私を好きになってくれた人が多くて、そこが原点だから、原点なくして卒業するなんて自分が許せない! 卒業コンサートを絶対にやりたいとかはないけど、卒業握手会ツアーとかはやってみたい。