“48グループ”それぞれが踏み出した一歩目
AKB48が新曲『元カレです』を引っ提げて、多くの歌番組に出演している。「全盛期」と言われる過去の曲だけでなく、新曲を披露する機会が増えてきたのだ。オリジナル新公演がいよいよ開幕するSKE48を皮切りに、戦い方を模索している彼女たちの姿を追う。
アンナイズム継承
SKE48チームSの新公演「愛を君に、愛を僕に」がスタートした。5月17日の原稿執筆時点では、まだ無事に開催されたかどうかは定かではない。とにかくレッスン場でクラスターが起きていないことを祈る。もし発生した場合、初日が飛ぶ。せっかく選ばれた初日メンバーがアンダーに回る。それが怖い。それ以外のことについては安心している。なにしろ牧野アンナ先生が毎週レッスンを施しているのだ。先生の実績を考えれば、期待するなというほうが無理だ。小室哲哉氏と木根尚登氏が作詞作曲を担当していることも話題になっている。どんな曲が与えられるのか、まったく想像がつかなかったが、レッスンに密着して、一足先に4曲(表題曲を含む)を耳にすることができた。感想としては、公演曲らしく仕上がっていると感じた。中でもM2はファン好みというか、悶絶必至のメロにアンナ先生がピッタリな振り付けを乗せた。盤石の体制で泣かせにいっている曲だ。
今回、アンナ先生が担当することになってよかったと感じている理由はいくつもあるが、そのひとつは、メンバーが自分たちのダンスに疑問を感じるのではないかと思うからだ。公演などを観るにつけ感じるのは、メンバーが志しているダンスは揃えること、きれいに見えること、かわいく見えることではないかということ。それを武器に踊ることでファンが拡大すればいいのだが、実際はそうなっていない。たまに2009年のチームSの映像を見返すことがある。当時は感じなかったが、驚くほど雑に踊っている。粗削りというやつだ。今のほうがよっぽどきれいだ。
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