SKE48 チームSが必要としていたもの、振付師牧野アンナ氏を抜擢
新公演の振付担当が発表された日、牧野アンナのTwitterにはたくさんのメッセージが届いていた。これは、多くのSKE48ファンが彼女の抜擢を待ち望んでいたことの証明と言えるだろう。48グループの歴史を語る上で欠かせない存在であるアンナ先生には、今のチームSはどう見えているのか?
後輩の勘違い
――先生! まずはチームS公演のレッスンを引き受けてくださって、ありがとうございます。そして、SKE48のレッスンを先生が担当する日が来ることを長い間、夢想していました。
牧野アンナ ありがとうございます(笑)。長かったですね。
――2009年以来ですからね。今回、レッスンをお引き受けになった経緯からお願いできますか?
牧野アンナ ご連絡をいただいた時は、「オリジナル公演の全体曲の頭4曲をお願いします」という話でした。まあ、4曲考えるのも大変なので悩みはしましたが、「やります」とお答えしました。で、しばらくしたら、「やっぱり全体曲を全部お願いします」ということになって。「ちょっと考えさせてください」とお返事しました。というのは、公演に関してこういう形のオファーって今までなかったんです。公演の振り付けを頼まれる時って、自分とアシスタント2~3人のチームを作って、私が作る曲、アシスタントが作る曲って割り振っていくんですね。そして、全曲を私が監修する。そういう形でやってきました。だから、私が実際に担当する曲って6~7曲なんです。でも、今回は全体曲11曲を作り、ユニットは別の方(CRE8BOY)が担当する。全体の監修でもない、と。それはあまりに大変なので、「アシスタントに割り振ってもいいですか?」とお話したら、「いや、全部アンナ先生で……」と(笑)。
――そんなに大変な作業なんですね。
牧野アンナ ただ、公演の振り付けじゃないと、メンバーとガッツリ関われないんですね。ここ何年か、SKE48のことはちょこちょこ見てはいたんですけど、今年3月に『ゼロポジ』の企画でチームSの子たちが何人かいて、気になっていたこともあったので、「うーん、やってしまおう!」と決意しました。
――ということは、『ゼロポジ』の時点ではオファーがまだなかったんですね。
牧野アンナ そうです。でも、あの日に審査員をしていなかったら、引き受けていなかったかもしれないです。
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