SKE48 Team S 新公演「愛を君に、愛を僕に」裏側密着
優等生はいらない
チームSのオリジナル公演が開催される。そう発表されたのは昨年10月5日、SKE48劇場で行われた13周年SPトークショーでのことだった。
年が明けた3月24日、この新公演のプロデューサーは小室哲哉氏だと発表された。そして、公演の表題曲『愛を君に、愛を僕に』の振り付けを牧野アンナ先生が担当するとも発表された。
私は引っかかっていた。「牧野アンナが公演の全16曲を担当する」と明言されなかったからだ。すぐさまスタッフに確認した。すると「全曲ではない」との答えが返ってきた。
スタッフもアンナ先生に全曲頼みたいに決まっているが、それなりの事情があるのだろう。詳細はアンナ先生へのインタビューに書かれているので割愛するが、ともあれ、アンナ先生が現チームSの面々に魂を注入する儀式を生で見たいと強く感じた。
それはなぜか?
それは、SKE48の初期メンバーからアンナ先生の数々の伝説を聞いていたから。
それは、伝説を裏付ける映像を見る機会があったから。
それは、その映像に名言があったから。
それは、SKE48が『紅白』に初出場する際のレッスンが伝説になっているから。
理由など他にいくつも存在する。DA PUMPのISSAも歌番組で先生を「鬼軍曹」と称していたこと、三浦大知を育てたこと、『ネ申テレビ』でAKB48のメンバーを指導している様子を見たこともそうだ。この機会を逃したら一生後悔する。密着をオファーするよう編集部に依頼した。今にして思う。レッスンに密着したかった最大の理由は、現チームSが変化していく過程をこの目で見届けたかったからだろう。
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取材・文/犬飼華