HKT48田中美久&矢吹奈子…帰ってきたなこみく!
――矢吹さんはセンターだと知ってどう思いましたか?
矢吹奈子 嬉しかったです。『突然Do love me!』(昨年12月発売のアルバム『アウトスタンディング』のリード曲)の時のセンターは不安な部分もあったけど、楽曲披露をしたり、ツアーでもセンターに立たせていただくことになってからは不安はなくなりました。たくさん楽しもうと思いました。
――田中さんは、矢吹さんのセンターをどう思いましたか?
田中美久 「そうだ!」って思いました。
矢吹奈子 納得、みたいな?
田中美久 納得、ですね(笑)。アルバム曲でもセンターで、シングルでも奈子がまたセンターになるのはみんな納得すると思います。意外なのは、シングルでは単独センターが初めてで。
矢吹奈子 そう。初めて。
田中美久 奈子は貫録がすごいんです。「何回もセンターしてるんじゃないの?」っていうくらい。奈子って本当に大きな存在なんだなって思いました。ずっと近くにいる自分だから感じられることだと思います。約1年ぶりのシングルなので、HKT48が駆け出していけたらいいですね。
――MVはどんな感じですか?
矢吹奈子 近未来的です。普通はCGで処理するところなのに、LEDパネルを置いて、映像をそのパネルに映すんです。時代は進化したなって思いました。
――「今しかできないことを今やろう」という歌詞が印象的ですね。2人は何をやりたいですか?
田中美久 私が印象的だったのは、「この夏を逃したらもう二度と好きだって言えない」という歌詞です。今って今しかないじゃないですか。奈子と一緒にいられるのもそうかもしれないし、奈子が前にいて、近くで踊る姿を見ているとダンスが的確すぎて。ダンスの先生から振り入れしていただくんですけど、奈子は先生と同じレベルなんです! それくらいしっかり踊れているから、わからない時は奈子を見ればちゃんと踊れる(笑)。
矢吹奈子 あはは!
田中美久 今は奈子がそばにいてくれるからこそたくさん吸収して、大事なものを逃さずにやっていきたいです。卒業したメンバーも多いですから。
――今回も矢吹警察は発動しました?
矢吹奈子 今回はちょっとだけ。警察じゃなくて、パトロールくらい。パトロールもいかないくらいでした。今回はメンバーだけで合わせる時間がなくて。先生が教えてくれたので。
――ツアーのレッスンも、ですか?
矢吹奈子 そうなんです。ツアーが始まる前にみんなで集まる時間をなっちゃん(松岡菜摘)が設けてくれて、その時に話しました。「鏡を見る時は自分だけじゃなくて、まず周りと合わせること」って。自分ができているかどうかのチェックは自主練の時でいいんです。……という話は出しておきました(笑)。
――田中さんは矢吹さんの警察ぶりをどう思っていますか?
田中美久 めっちゃカッコいいです! 憧れます。動画でみんなが踊る姿を撮ってから、奈子がコマ送りにするんです。ここで誰の足が上がってないとか、そういうやり方があったんだって、奈子が帰って来てから知りました。IZ*ONEで学んだことをHKT48に持ち込んでくれました。昔からダンスは上手だったけど、セクシーなダンスもできるようになってて。勉強になることだらけです。パフォーマンスを合わせることでHKT48のダンスに磨きがかかったし、みんなのやる気と焦りが見えるようになりました。
――インタビューの続き、アザーカットは発売中の「BUBKA7月号」で!
取材・文/犬飼華
田中美久=たなか・みく|2001年9月12日生まれ、熊本県出身。天文学的な可愛さで雑誌表紙界にビッグバンが発生中! 髪をバッサリ切ってさらに勢いを増し、「ミックボブ」をオーダーするお客さんでヘアサロンも大賑わいだとか。愛称は「みくりん」。
矢吹奈子=やぶき・なこ|2001年6月18日、東京都出身。韓国でしっかりとファンダムを築き上げ、HKT48新時代の鐘を鳴らすナッコさん。必殺「コマ送りカレンダー」で、アイドル界の歴史を一日単位でじわじわと塗り替えていくはず。愛称は「なこ」。