フジ三田友梨佳アナ、爆問太田の“口撃”をサラリとかわす仕切りとアナウンススキル
5月21日(土)、午後帯にフジテレビで放送された『ツギクル芸人グランプリ2022』。2018年まで開催されていた「お笑いハーベスト大賞」の後釜となっている番組で、ジャンルを問わず、まだ売れていない若手にとっての登竜門として機能している。今年は第3回で、初回はザ・マミィ、第2回は金の国が優勝している。
MCは昨年に引き続き爆笑問題が務め、進行としてフジテレビの三田友梨佳アナが入った。「MC」と「進行」の違いがよく分からないが、太田光がボケて、田中裕二がツッコんで、三田アナが軽やかに番組を進めるということなのだろう。テレビ業界では常識らしいが、太田はとにかく進行を平気で押すことで有名なのだそうだ。2時間の番組でも平気で6時間収録するとかしないとか。太田が暴走すると誰も手をつけられなくなる。相方の田中は「また始まったか……」と思うばかりでツッコまない。唯一かどうか知らないが、ここで重宝されるのが土田晃之だという。「太田さん、あんた長いよ」と制止できるからだ。
ところが、『ツギクル』に土田はいない。スタッフから制止役を任されたのはミタパンだ。三田アナといえば、青山学院大を卒業した2011年、フジテレビに入社。翌年1月から『ミタパンブー』に出演。2014年にはソチオリンピックのキャスターを務める。2019年からは『FNN Live News α』のメインキャスターに就任。夜の報道番組を一人で切り盛りした。
入社直後はフレッシュさとかわいさに注目が集まったが、徐々にそのスキルの高さが光り始める。夜のニュースでのソツのない進行っぷりはフジテレビ史上でも屈指だった。アナウンス技術、声質、声量、華など、全局面でオールAなのだ。そんなミタパンが太田をどう料理するか。その辺りが見どころでもあった。