【BUBKA WEB限定カット公開】私立恵比寿中学・柏木ひなたが明かす“転校”決断の理由とまっすぐな思い
――それまでは、自分一人で解決しようと考えていた?
柏木ひなた 昔から、自分のことは自分で解決する、人には相談できないタイプの人間だったから。自分が今どういう状況だとか、体調がつらいとかも言えなくて、全部を自分で抱え込んでた感じ。それが良くなかったんだなっていうのは、今となっては思いますけど(笑)。それで、親が2日目に観に来てて、1部が終わったあとに親が楽屋に来て、「話したい」って言われたんです。
――親御さんは、何かに気づいて。
柏木ひなた 親は、「とりあえず、この『ちゅうおん』が終わったらいったんお休みに入るから、『ちゅうおん』は何とかやり切ろう」って励ましてくれました。私も、お休みの前の最後のライブだっていうのはもちろんわかってたし、このライブが終わったら休養することは『ちゅうおん』の前に発表してるから、そういう気持ちで観てくださってる方もいらっしゃるし、どうにか最後までステージに立ちたかった。だから、頑張ってステージに立った感覚はありました。そこから、お休みに入っていったんです。
――壮絶すぎるプロ意識というか……ステージに立って表現する者の深い業なのかもしれないけど……。自分の弱いところを他人に見せたくなくて、一人で抱え込んじゃうことが原因だったんですか?
柏木ひなた まー、いろいろ抱えてるものはあるんだけど、病院に行って話を聞いてもらったことで安心できている部分はある。今までは、病院に行ったらそれが事実になっちゃうことが怖かったんですよ。だけど、自分を良くしていくためには病院に行かないとなんにも始まらないから、何もわからないままモヤモヤした状態で戦い続けるよりも、受け入れてうまくつき合っていこうっていう気持ちになれたのは、自分にとって一番良かったかもしれない。
取材・文=大久保和則
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柏木ひなた=かしわぎ・ひなた|1999年3月29日生まれ、千葉県出身。出席番号10番。その歌声で真っ暗な夜から連れ出してくれる、エビ中が誇るタイヨウのうたひめ。いつか零れた涙は集まって陽を浴びて輝くだろう。愛称は「ひなた」。
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