STU48石田千穂「楽しみですがとても緊張しています」舞台出演に意気込み
吉田修一による同名小説を原作とした舞台「パレード」が、7月16日(土)から24日(日)まで、東京・新国立劇場 小劇場にて上演されることが決定した。
物語は5人の若者たちのルームシェアを舞台に、彼らの共同生活の経過と、そこから生じたひずみの結末が描かれる。全5章からなる本作は、良介(眞嶋秀斗)、琴美(石田千穂)、未来(矢島舞美)、サトル(曽田陵介)、直輝(仲田博喜)の5人それぞれの視点から、時系列順に物語が語られていく。さらに今回の舞台では、5人の視点に加え、観客の視点を取り入れ、脚本・演出を手掛ける平塚直隆ならではの演出で、新国立劇場 小劇場のセンターステージに、新たな舞台『パレード』が誕生する。
原作者:吉田修一コメント
新たなキャストや脚本の元に生まれる「パレード」、斬新な舞台になるのではないかと大きな期待を寄せています。観客のみなさんと一緒に、新生「パレード」を楽しみたいと思っております。
脚本・演出:平塚直隆コメント
『パレード』は危険な本ですよ。読み始めると途中でやめられないようになってますから、次の日の朝が早い夜に開くのはやめた方がいいです。一番の危険は、恋愛も笑いもサスペンスもどんでん返しもあって守備範囲高めなのに、結局どんな話か説明しようとするとすべてがぼんやりしてしまうところです。考えれば考えるほど、なんだかすべてが嘘だったように思えてきます。そこには何も無かったかもしれないし、それこそが真実かもしれない。などと「真実」という言葉を使った途端、嘘臭くなって自分すら信じられなくなります。実に危険です。そんな本を初めましての俳優達と舞台化するんですから今から震えが止まりません。もちろん武者震いです。